後から怖くなる・・無防備だったハワイでの体験
私が2社目に勤務していた会社は、時代もあってかなりバブリーでした。給与はそれなりでしたが福利厚生が充実していて、結構贅沢はさせてもらえたと思います。
都内の有名ホテルでのパーティーやクルーズ船での一泊パーティー、社員旅行は海外と、会社の経費の使い方がすごい・・・。
当時の人気アーティストや芸人さんをパーティーのゲストに呼んだこともあれば、海外旅行のとき、社長のポケットマネーでリムジンタクシーを全社員用意してもらったこともあります。
今回は、そんな会社に在籍していたときの、今考えても無謀で怖いと感じる体験を紹介します。
珍しく一人部屋だった私
何回めかのハワイ旅行のとき、私は珍しく一人部屋になりました。
冒頭で書いたように、当時私がいたのは社員に惜しみなく経費をかけてくれる会社。宿泊先もほぼ4つ星ホテルで、ダイヤモンドヘッドが近くに見える場所でした。
さて、一人部屋の私は就寝時はベッドでペイパービューを見るなど気ままに過ごしていたわけですが、ある朝スッキリ目覚めたと思えば時計はまだ6時。眠気もまったくなく、かといって同僚の部屋を訪問するにも皆んな寝ている時間です。
(ビーチでも散歩しよう)
と、ホテル前のビーチへ。
近隣を軽く散歩する予定でしたが、早朝の空気が気持ちよくてどんどん歩き続け、気づけばダイヤモンドヘッドは小さくなっている・・・。街並みもやや地味な雰囲気に変わっていました。
すると、早朝からオープンしているセレクトショップがあるではありませんか!入ってみると、女性店員が一人だけ。客は誰もいません。私が当時好きだったブランドも置いていて、適当に何着かみつくろい、試着室へ。普段着を何枚か買ってホテルに帰ったのでした。
同僚に聞かされた当時の怖い話
無事に朝食の時間には戻れた私。
ロビーで会った同僚に
「部屋にいないと思ったら、散歩?こんな時間にどこで買い物してたの?」
と聞かれ、一部始終を話すと恐ろしい話を聞かされたのです・・・。
それは、試着室から女性が行方不明になるという話でした。拉致され、他国に売られるという恐ろしい話です。
ただ、これ、実は都市伝説でした。
でも、あまり観光客がいない人気(ひとけ)が少ない場所にたった一人で行き、試着室で呑気に着替えるという行為は、犯罪に遭っても不思議はありません。
国内でも荷物は安易に離さないような自分にしては、あまりに無防備な行動に後からじわっと怖くなった体験でした。
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