え？まさか！！最後に明かされる意外な正体 『謎のおじいさん。』

世の中には謎が満ち溢れていて、ときには驚くような光景を目にすることもある。得体の知れないものは、正体を暴いてみたくなるのが人間というもの。「怖いもの見たさ」で、ついつい後をつけてしまう人もいるだろう。ただ、尾行はドキドキする一方で、ときにはリスクをともなうものだ。
例えば、思わぬ事件に巻き込まれてしまうことだってあり得る・・・。

今回私が紹介するのは『謎のおじいさん。』。人間の「知りたい」という心理を表した作品だ。
あるとき作者は、前の車の後部座席に妙なおじいさんを発見する。グレー混じりの白髪を長く伸ばした風貌で、背が高い老人だ。一見して芸術家のようでもあるが、どうも落ち着きがない・・・。

首を激しく振り、何か音楽でも聴いているのかヘッドバンキングのような動きまで見せる。そんな機敏な動きの老人が、後部座席の真ん中に座っているのだ。

「近くで見たい・・・」
「どんなおじいさんか、確認したい・・・」

そして始まった、作者の追跡。前の車を追いかけ、やがて作者はおじいさんの正体を突き止める。
おじいさんの意外な正体に呆然とする作者。同時に、自分が置かれた状況に気づき・・・。

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