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2015年1月2日午後に起こった不思議
ちょうど10年前の今日、母が亡くなりました。
年末から体調を崩し始めた母。入院していた病院は、今私たちが住んでいる市にあります。実家からは車で15分といったところ。
この市には初詣客が押し寄せてくる神社があるために、この時期の日中はとにかく車の渋滞がひどく、とても移動できたものではありません。昨日も、散歩に出たら車がほぼ動いておらず、どうもインターから繋がっているようです。
母が亡くなるまで毎年この神社に初詣に来ていましたが、夕暮れ時の人がはける時間に来ることがほとんどでした。
そういった事情があり、母の命日はお墓参りもままならなかったのですが、私は急に思い出したのです。
母の病院へ行くときは、まったく渋滞に巻き込まれなかったことを。
え?どうしてだろう??
しかも、私は元旦も2日の午前中も病院に行ってたんですよ。それも、当時住んでいた別の市から。
午前中病院にいて、
(今夜は泊まりで母の側にいよう)
そう考えて荷物を取りに帰り、ちょうど自宅に到着したときに容態が急変したと連絡が入りました。急遽、荷物ではなく夫を連れてそのまま病院へ引き返した私。
家を出る辺りで一番上の姉宅から電話が。義兄がお酒を飲んでしまって運転できないため、病院まで乗せて行って欲しいという電話でした。義兄と姉を途中で拾って病院へ向かい、到着したのは午後2時半頃。
渋滞しやすいインター近くの姉の家を経由して向かったというのに、どこでも一度も渋滞に巻き込まれなかったことに急にさっき気づきました。
病院に着くと、兄弟姉妹とそれぞれの家族、普段から母を慕ってくれていた従兄弟、叔母とその家族など20人ほどの人が集まっていました。
後から聞いた話では、叔母と従兄弟は危篤であることを知らず、普通にお見舞いに来たのだそうです。どういうわけか同じタイミングで。
母の兄弟姉妹は叔母以外すでに他界しているため、偶然にも普段交流のある親族がほぼ全員揃って母の最期に立ち会えたことになります。
そういえば、全員普通に到着していましたね。
普段から不思議なことがあった母。会いたい人を全員集めて旅立ったのかもしれません。
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