サントメプリンシペ旅行(2021/07/09-23)~その3:2日目~
ゴキに襲われる夢から目覚めたサントメ 滞在2日目の朝、まずは散策がてらサントメの物価を把握する事にした。
このSUPERMERCADO CONTINENTALは中華系のスーパーで、かなりの品揃えで今回の旅でも大変お世話になった。浮き輪やシュノーケリング、包丁や容器類などを購入したが、サントメの人に「〇〇が欲しいんだけど」と言うと、「あ〜、チャイナマーケットに行ったらきっとあるよ」との答えが帰ってきたのには納得。そのままローカルマーケット方面まで歩く事にしたが、サントメの中にはそんなに高い建物もなく、古いヨーロッパ調の街並みもあり、歩いてるだけでワクワクが止まらない。お妻様も「どこかキューバの様な雰囲気があるね」と昔二人で行ったキューバを思い出していた様だ。
ルワンダでは、ふわふわのクリームの様なアイスが多い為、ちゃんとしたアイスが食べたいと言うお妻様と一緒にアイスをカフェで楽しんでから、ローカルのマーケットに向かった。その名もMercado Coco-coco ( https://goo.gl/maps/ggstpLN6T4emkSMX8 )。
中に入ると手前にはパソコンでゲームをしていたり、音楽を作っていたりする若者達がいた他、二階にはテイラーさんや服屋さんがあった。一階中央には食料品やローカルの雑貨が売られているが、ガーナでも見かけないものもちらほらあった。
個人的には、ガーナで最初の仕事で仕事で関わらせてもらっていたGrains of Paradiseを見つけた時に興奮したが(土壌や品種が違うからなのか、Grains of Paradiseはガーナのものとも形状も香りも異なった)、ガーナでは見ないターメリックなども興味深かった。
そして、勿論ローカル産のラムも見つけて試飲。ちゃんと蒸留初期のメタノールを取り除いていないせいか、喉の奥が焼ける様な熱を感じたが、甘いサトウキビジュースの風味の感じられるラムだった。(ちょっとだけだったので、25円ほど払ったら店主は不満そうだった)その後、再び町を散策した。サントメはコンパクトなので、主要な所は一時間もあれば回れてしまうのではないだろうか。
立派な教会。足元にメスのカブトムシを発見。教会の向かいには大統領の住まいがあり、警備の人たちが物々しく立っていたが、建物内部は外から丸見えだし、有刺鉄線などもなく、スナイパーや殺し屋がいたらたいそう楽に仕事ができそうだった。
悪魔の実のオブジェを発見。これを後にパンの実だと知るが、このパンの実が揚げても焼いても上手い上にそこら中の木にポコポコ鈴なりになっているのを見て、これは将来自分が家を持つ時には絶対に植えたい、と思ったのだった。一家に一本、パンの木。
その後、ちょっと良いホテルでビールを飲んで休憩をしたら、楽しみにしてたDIOGO VAZ ~TREE TO BAR ARTISAN CHOCOLATE~ (https://diogovazchocolate.com/en/accueil-english/ )へ移動。
なんだこれ。ガーナにもこんなのないよ。
完全なる敗北感と共に、ここまでのものを作り上げたこの会社に賞賛の拍手を送りたいと尊敬の念を抱いた。試食させてもらったチョコレートの品質の高さに驚き鳥肌が立ち、ちゃんと品種毎に分けたり(AmelonadoとTorinitario)、Unroasted chocolateがあったりと、興奮が止まらなかった。そして、店員さんにオススメしてもらったオペラとエクレア(各500円)を注文し、海が見える席で頂いた。
これだけ美味しいチョコレートを踏んだんに使ったスイーツが美味しくないはずがなく、食べた瞬間全身の毛穴が開いて鳥肌が立った。あぁ、ガーナにも持って帰りたい。またこれを食べに帰って来よう、と誓ったものだ。(その後、5回も食べにきているので、また後日の投稿でも写真が出てくるだろう)因みに、このエクレアの上に乗っている、カカオニブのキャラメリーゼが衝撃的に美味しい為、自分でも作ってみようと後日ガーナに帰ってから作って見たのだが、見事に失敗した。(キャラメルに絡め取られたカカオ豆達の塊はスタッフ達に引き取ってもらい、食べてもらったが歯が抜けるかと思った。)
少しお腹を休ませた後、友人とゲストハウスの店主に進められたレストラン、Papa Figo ( https://goo.gl/maps/xDYwG2fJKq2xze7W7 ) へと向かった。海のない国、ルワンダから来てくれたお妻様が頼んだのは、海老のアヒージョ(500円)。過去にあまりにエビを食べなさすぎて、ルワンダの田舎でバッタを炒ったものとエビとの区別がつかなくなった話を聞いて以来、定期的に海鮮を食べさせてあげようと誓った事が懐かしい。このエビとニンニクとチリが効いた油をしっかりパンに染み込ませて完食。
そして、この幸せが沢山詰まった海鮮リゾット的なもの(2000円)は、胃袋が一個しかないのが悔やまれるぐらい美味かった。ガーナ生活で忘れていた海鮮の出汁。マギーやぺぺやパームオイルの味じゃなくて、海鮮のエキスのうまさを再発見した(海があるガーナから来たのに)。気持ちよくなってグラスワインを頼むと、「グラスワインはないんだよね〜、ボトルでしか提供できません」と言われるのだが、この後も殆どのレストランでボトルでしかワインは注文できなかった。(でも、残ったボトルはそのまま持ち帰らせてくれるから、ボトルで頼んでも大丈夫!ポルトガルの美味しいワインが2000円から楽しめるので有難い!)
サントメ散策を終えて、ホテルに帰ると深夜まで目の前の飲み屋に沢山の人たちが集まって、爆音の音楽に身を委ねて踊ったり、談笑したり、お酒を飲み交わしていた。8/12(月)はサントメプリンシペの独立記念日で3連休の為、いつもよりお祭りモードが強かったかもしれない。ただ、重低音の爆音で夜中の3時近くまで同じ数曲をリピートで聞かされるのは正直しんどかった。(続く)