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イノベーションのスパイスを味わう
こんにちは、「笑顔工学」の専門家、木村光範です。
笑顔工学って何??という方は、ぜひ自己紹介をご覧ください!
先日、全国の吉野家店舗で期間限定 で販売されている「肉だく牛魯珈カレー」を試してきました。
これは東京・大久保で超人気のカレー専門店「SPICY CURRY 魯珈」さんが監修したメニューです。
名店の味を、吉野家の牛肉と合わせるとどうなるのか・・・かなり期待値が高かったのですが、実際に食べてみると想像以上に楽しいコラボレーションでした!
実際に食べてみた感想です。
スパイスの香りが本格的
魯珈特有のスパイシーなルーがしっかり再現され、口に含むとコク深い風味が広がりました。吉野家の店内にスパイシーな香りが漂うのは新鮮です(笑)。
牛肉との相性が絶妙
吉野家らしい甘辛の牛肉がカレーのスパイスと合わさると、辛さが程よく丸みを帯びる印象がありました。
七味&紅生姜で味変
普段のカレー屋さんでは見られない「紅生姜」を、牛丼の流儀で加えてみると、酸味と辛味が斬新に絡んで新感覚でした。そして、吉野家の七味との相性が抜群です。カレーにも肉にも合います。
店舗限定の特別コラボだと聞くとつい私も「期間中に食べなきゃ!」と思って足を運んでしまいますが、今回は想像以上に「こんな組み合わせ、ありなんだ!」という イノベーティブな発想に驚きました。
既存の要素同士を掛け合わせるイノベーション
今回の牛魯珈カレーは、カレー専門店のスパイス調合と、吉野家の牛丼肉・七味・紅生姜という「お馴染みのトッピング」が組み合わさった一品です。
今回は試しませんでしたが、納豆など、吉野家の他の商品と組み合わせてみるのも面白いのかもしれません。
こうした 既存のもの×既存のもの を新しい基軸で組み合わせることで、新たな価値を生み出すのがイノベーションの本質でもあります。
これは飲食業に限りません。製造業でもIT業界でも「いまある技術」と「いまあるサービス」を別の視点で組み合わせると、新商品や新機能が誕生したりするのです。
イノベーションを生むための視点
「常に組み合わせを考える」マインド
何か新しいアイデアを探すとき、「全くゼロから」ではなく「既存の要素を、別の要素と掛け合わせる」発想が大切です。
牛丼チェーンとカレー専門店がコラボするように、自分の業界外の技術・サービスとコラボできないか考えてみます。
「幅広い知見」を持つことが大切
知らない要素は組み合わせようがないため、常に勉強・情報収集・異業種交流を行っていきます。
たとえば「ミシュラン掲載のカレー屋」と「大手牛丼チェーン」という異なる世界を知っていたからこそ、このコラボが実現できます。
「まず試してみる」実験的姿勢
一見違和感がある組み合わせでも、実際に面白い味が楽しめます。
ビジネスでも「ちょっと非合理に見える組み合わせ」を一度試してみると、意外なヒットが生まれ得ます。
社内の異部門や、社外とのコミュニケーションを、まずやってみましょう。
「イノベーション・デザイン・ラボ」の取り組み
私は「一般社団法人イノベーション・デザイン・ラボ(IDL)」という団体の事務局長も務めており、異業種同士が出会い、雑談し、アイデアを膨らませる場を作っています。新事業創造のオープンプラットフォームとして、イノベーションが起こりやすくする社会づくりを目的としています。
ここでも「既存の要素を組み合わせる」ことが当たり前のように行われ、意外なビジネスコラボが生まれたり、新商品企画が芽吹いたりしています。
このように、組織内外の人々が気軽にアイデアを出し合う仕掛けを作ると、カレーと牛丼のように「一見無関係」なものが掛け合わさり、新しい価値が生まれます。
イノベーションの本質
イノベーションは、まったく白紙の状態から生まれるわけではなく、いま手元にある技術や知見を、新しい軸で組み合わせる ことで起こるケースが多いのです。
今回の牛魯珈カレーのように、日常の中で「これとあれを組み合わせたら面白いかも?」と意識し、コミュニケーションを活性化させてみてください。ビジネスにも新しい風が吹き、 「笑顔あふれる未来」 への道が開けるかもしれません。
そして、組み合わせる行為自体がワクワク感を生み、チームのコミュニケーションが活性化する効果もあります。ワクワクする仕事を続けていきたいですよね。
最後に
期間限定商品を食べるだけで終わらず、その裏にある「イノベーションのヒント」を学ぶことが大切です。ぜひ、みなさんも身近で意外な組み合わせを試してみることを習慣にして、その経験を活かして、自社や自分の業務で「組み合わせによるイノベーション」を探求してみてはいかがでしょうか。
このスパイスをあなたのビジネスにもぜひ取り入れてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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