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まずは目の前のゴミを私が拾うのです

こんにちは、「笑顔工学」の専門家、木村光範です。
笑顔工学って何??という方は、ぜひ自己紹介をご覧ください!

ゴミ落ちてるよ!!

皆さん、こんな経験はありませんか?

会社の廊下にゴミが落ちている。でも、誰も拾おうとしない。

「誰かがやるだろう」と思いながら、そのまま通り過ぎてしまう。実は、この小さな行動(あるいは行動しないこと)が、企業の未来を左右するかもしれません。

そして、あなた自身が、通り過ぎる周りの人にイライラしたり、ゴミを落とした人を責めたりしていませんか??

私が提唱する「笑顔工学」は、人々の幸福度を科学的に向上させる方法論です。そして、その核心にあるのが「心の姿勢」なのです。今日は、千年以上続く日本の老舗企業から学んだ「公利公益」の精神について、特に経営者の日々の行動に焦点を当ててお話しします。

なぜ、経営者が率先してゴミを拾うことが大切なのか?
それが企業の持続可能性にどうつながるのか?
そして、あなたの会社や人生にどんな変化をもたらすのか?

この記事をきっかけに、あなたの「心の姿勢」が少しでも変わり、それが周りの人々の笑顔を増やし、ひいては組織全体の活力を高めることに繋がっていただければ嬉しいです。

公利公益の視点が千年企業には大切、ということについては、先日SDGs戦略の記事を書きました。

もちろん大切なのですが、その一歩として、タイトルにある通り、目の前のゴミを「私」が拾うことが大事だ、という話をします。

「公利公益」とは何か

「公利公益」とは、企業活動を通じて社会全体の利益を追求することを意味します。これは、単に自社の利益だけでなく、取引先や地域社会、さらには環境までも含めた広い範囲での利益を考慮する経営哲学です。千年企業の多くは、この「公利公益」の精神を大切にしてきました。短期的な利益よりも長期的な社会貢献を重視し、それが結果として企業の持続可能性につながるわけです。

小さな行動から始める「公利公益」

しかし、「公利公益」は決して大きなことだけを指すわけではありません。むしろ、日々の小さな行動の積み重ねこそが重要なのです。
例えば、経営者自らが率先して会社の周りのゴミを拾うといった行動が、「公利公益」の精神を体現しています。床やトイレが汚れていたら、すぐにサッと掃除する、片付いていないところがあったら、従業員を叱ってやらせるのではなく、自分でサッと片付ける。そんなことが大切なのです。

私自身「誰かがやるだろう」と思って、気づいたことをすぐに処理しない人間でした。失敗してみて、それが経営にも現れてしまっていたことを痛感します。

そして、「決して人を責めないこと」も大事です。責めるのではなく、自分が行動するようになれば、心が楽になりますよね。

「公利公益」を実践する他の方法

ゴミ拾い以外にも、経営者が率先して行える「公利公益」の実践方法はたくさんあります。企業を研究してみると、以下のような活動が効果的でした。

  1. 地域のボランティア活動への参加:

    • 従業員の社会貢献意識の向上

    • 地域コミュニティとの関係性の改善

  2. 従業員との定期的な対話セッション:

    • 従業員満足度の上昇

    • 組織内のコミュニケーションの活性化

  3. 環境に配慮した製品開発の推進:

    • 製品の環境負荷の減少

    • 顧客からの環境配慮評価の向上

  4. 地域の学校での講演や職業体験の受け入れ:

    • 地域での企業認知度の上昇

    • 将来の人材確保につながる可能性の増加

重要なのは、これらの活動を「誰かに任せる」のではなく、経営者自らが率先して行うことです。経営者が直接関与することで、活動の効果が大きく高まることが、私の研究で明らかになっています。
そして、何か見返りを求めることなく、例えば清掃活動では、純粋に「きれいにしよう」と考えて行うことが大切です。

おわりに

「公利公益」の精神は、千年企業の智慧であると同時に、現代の経営課題とも深く結びついています。大きな社会貢献も大切ですが、まずは経営者自身が日々の小さな行動から始めることが、真の「公利公益」につながるのです。皆さんも、明日から自分にできる小さな「公利公益」の行動を始めてみませんか?きっと、新たな気づきと成長の機会が得られるはずです。

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