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俳句俳誌「雲の峰」掲載句

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私が所属する俳句結社「雲の峰」の結社誌に掲載された俳句です。
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#雲の峰

当確

当確

私の作った俳句です。
ご覧下さいませm(_ _)m

(結社誌雲の峰より)

当確 光本弥観

容態を問はれて春の風邪と云ふ
豆撒や樹齢不明の御神木
当確と冴ゆる事務所に届きけり
熱燗を酌む近鉄の伊勢路かな
蝋梅に値札付きたる道の駅
勝だるま置き場の背の山眠る
柔らかき太鼓と鈴と冬の雨
春兆す洗車終へたるエンブレム

【朝妻力主宰、選後所感】
当確と冴ゆる事務所に届きけり
一月末に茨木市議会選挙が

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虹色の粒子(俳誌雲の峰掲載句)

虹色の粒子(俳誌雲の峰掲載句)

令和2年7月号に掲載された私の句です。

【虹色の粒子】絵団扇を選ぶ振りしてあふぎけり然りげ無く顎鬚隠す扇かな海を背に噴水上ぐる須磨離宮沈思して畳の百足虫遣り過ごす虹色の粒子を散らす五月晴

【課題俳句:卯の花】

卯の花や参道長き杜に夕

清流の波(月刊俳誌 雲の峰6月号7月号)

清流の波(月刊俳誌 雲の峰6月号7月号)

私が所属している俳句結社「雲の峰」の俳誌に掲載された句です。
よろしければご覧くださいませ。
感想などお寄せいただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。

雲の峰7月号掲載句
【清流の波】
背を伸ばし折目揃へて袷着る
岩肌の日向と影を蛇が縫ふ
草笛を吹きつつ爺が肩車
祖母の塩加減を探るはじき豆
清流の波に日はぬる麦の秋

課題俳句:若緑
佳作 屋敷出て四辻を覆ふ若緑

誌上句会
霞立つ広場素振りの音二つ

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