清流の波(月刊俳誌 雲の峰6月号7月号)
私が所属している俳句結社「雲の峰」の俳誌に掲載された句です。
よろしければご覧くださいませ。
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雲の峰7月号掲載句
【清流の波】
背を伸ばし折目揃へて袷着る
岩肌の日向と影を蛇が縫ふ
草笛を吹きつつ爺が肩車
祖母の塩加減を探るはじき豆
清流の波に日はぬる麦の秋
課題俳句:若緑
佳作 屋敷出て四辻を覆ふ若緑
誌上句会
霞立つ広場素振りの音二つ
雲の峰6月号掲載句
【怪文書】
丁寧に角帯締むる春の朝
春惜しむ折目正しきスーツ着て
若きらがキャリーケースを引く四月
うららかや議会に届く怪文書
残る鴨に日差しを返す波の綾
課題俳句:花
佳作 博多帯解く玻璃越しに花の庭
誌上句会
青天の富士の裾野に春の雲