自動筆記先生のやり方(リテイク)<小説の書き方>
Discordでプロッター(計画型)タイプの人が記事を読んで「できねーんだが?!」とか「なんか口調にイラついた」という、大変ありがたいお言葉を頂きました。
うん、まぁここは前提から整理して噛み砕いてみよう!
前提条件
1.計画型の人には向いてない
まず、プロットを練りに練るタイプの人。
つまり計画型の人は向いてないです。
「プロット通りに進まないと夜も眠れない!」とかそういう人。
ミステリージャンル書いてる人も、たぶん向いてないですね。
2.ハイブリッド型の人は目がある
ハイブリッド型の人、つまり多少でも感覚型の素養がある人なら目があります。
たとえば、思いついた発想から文章を作れるとか。
3.初心者は試しにやってみよう!
あとは「巷の講座を見ても書けない」と思ってる人。
こういう人は、感覚型かもしれない。
ほら、巷の講座って「まずプロットを作ろう!」とか言ってるし。
私みたいに理論で足場を固めようとすると動けなくなるタイプは、まずそこで詰まると思う。
実際、私はそこで詰まってたし。
初心者向けの「自動筆記先生のやり方」
ファーストステップ
1.まず執筆環境を用意します。
当然、いつでも執筆できる状態にしておく。大事。
2.外部の刺激をなるだけ遮断する。
「クリエイティブ・フロー」とか「ゾーン」とかいうのは、「めちゃめちゃ集中してる状態」って奴です。
この状態に入るのに、音楽とか映像とか話し相手が居ると、意識がそっちに持って行かれます。
脳みその何割かが外部情報を処理するのに使われてしまう、と言えばわかるかなぁ?
なので、脳みそのポテンシャル100%を執筆に向けるつもりで全部遮断します。
3.主人公とそのストーリーを考える。
これはまぁ、小説を作るので当然の話。
誰が
どんな経験をして
どんな感情を覚えて
最後にどうなるか
ここまでを、ざっくりでいいのでイメージします。
イメージできなければ1~4のどれかを変えます。
しっくりくるまでひたすら考えます
「おや? これなら物語が作れそうだぞ?」と思ったらラッキーです。
4.文章を書きます。
いきなりハードルが高い?
難しく考えず、最初は「書きたいシーンとかやりとり」を書くところから始めましょう。
まずはイメージに身を委ねて、思い浮かんだことを文章にしていきます。
とまぁ、自動筆記先生って(整合性を考えなければ)上の手順をやってるだけです。
でも小説として形を整えるなら、無意識でも意識的にでもいいんで、「この物語はこういう流れでこう終わる」って頭の片隅でもいいんで考えてないと駄目です。
あとはそれを忘れず、思いついたことを物語の構造に乗せていきます。
慣れると無意識でこれができるようになります。
それってプロットを頭の中に作る作業では?
そう思った貴方は鋭いです。
正確には「プロットをアウトプットできない人」向けの執筆法、それが「自動筆記先生」なんじゃないかな、とAIと話していて思いました。
頭の中にプロットがあるので、プロットの変更が瞬時に行われます。
脳内ワーキングエリアが狭い(要は一度にたくさん覚えられない)私が実践できてるので、そういう人も慣れれば実践できるはず。
脳内プロットやキャラクター設定に(ある程度)従うので、即興執筆でもストーリーやキャラクターが破綻しない訳です。
プロット型執筆法と何が違うの?
メリット1:複雑なプロットをアウトプットする手間を省けます
これは多分、妄想力がたくましい人ほど「プロットを作れない」って思うんじゃないかな。
一人のキャラクターを思い浮かべると、連鎖してたくさんの情報を思いついてしまうタイプ。
ちなみに執筆中は、話がとっちらかるので敢えて不要なキャラクターから目を背けます。
余計な情報が溢れて、頭がパンクしちゃうからね!
だから思い浮かべるキャラクターは「ふんわりとイメージ」なんです。
メリット2:プロットの変更が簡単
ほら、なんせ脳内なんで。
文字を修正したり、絵を直したりする手間がないです。
頭の中のプロットを書き換えるだけで柔軟に対応できます。
忘れるんじゃないの?
その不安はわかりますよ?
だから覚えている間に、つまり短期間に一気に仕上げます。
一見すると私は速筆自慢と思われるかもしれませんが、実態は「プロットやキャラクターを忘れないうちに書き上げてしまいたい」だけです。
忘れないうちに書き上げるので、結果的に速筆になる。
速筆は手段じゃなく結果、ということです。
最終的にどうなるか
何も考えてなくても、キャラクターをイメージするだけでそいつらが「そいつららしい」人生を送り始めます。
キャラクターに一貫性があれば、ストーリーにも一貫性が生まれます。
無意識に脳内プロットに従ってると思いますが、キャラクターの人生を妄想してるだけで良くなります。
後は当然、妄想している内容を同時に文章化します。
この「文章化する」を無意識に行えるレベルになってれば、自動筆記先生の完成です。
感覚をイメージできない?
チャットやってるのと変わらないです。
考えた時には手が文章を打ち込んでる、あの感じです。
それでもわからないって人は、思考と同時に文章を打ち込む練習をしてみましょう。
まとめ
どうでしょうか?
なるだけ前よりも噛み砕いて説明したと思います。
自動筆記先生を成功させるのに必要なのは以下のもの。
失敗を恐れない。「駄目だ」と思った原稿は窓から投げ捨てよう!
修正を恐れない。「直した方が良いな」と思ったら遠慮なく修正しよう!
何よりも楽しむ心! 妄想するのって楽しい!
こんなところかな?
リラックスして楽しんでれば、自然と集中できるし「ゾーン」に入りやすくなります。
ほら、ゲームしていたら時間を忘れた、とかそういう経験ならあるんじゃないですか? あの感じです。
とまぁ、誰の役に立つかわからない記事を即興で書いてみました。