ぷちとりっぷ〈城ヶ島〉 #6 城ヶ島公園と旅のおわり
6回に渡って書いた三崎港から城ヶ島の日帰り旅、ようやく終わりが見えてきた。紫陽花の写真を少し多めでお送り予定。
城ヶ島までの道のりはこちらから遡れます。
ちょうど木々に隠れて光が綺麗に差し込んでいたおかげで、いろいろな表情の紫陽花が撮れた。
さて、この紫陽花の小道を抜けると、目の前には白い灯台と海というすばらしい風景が広がっていた。
さすがに105mmのマクロでは撮れないので、ここで24-70mmに戻して撮影。
三浦半島は割と遠いところにあるからか、人が大勢押し寄せているというわけではなく、ちょうどいい距離感が保たれている。ここまで諦めずに歩いてきて本当によかったと思う景色だ。
なにやらここから先も降りられるようである。
体力は使い果たしかけではあるが、やっぱりその先の光景を見たいという好奇心に負け、割と急な階段を降りる。
この先まで行く元気はなく、というよりも先に行ってしまったら戻る体力を失ってしまう予感がしたので、深追いはせずに退散することにした。
ぜいぜい言いながら階段を登り切って、木陰へ向かう。
腕時計を見ると、そろそろ戻らないとうらりマルシェが閉まってしまう時間に差し掛かっていた。とりあえず水分補給だけはして、公園の入り口へ戻る。
車で来ている人たちを羨ましく見つつ、てくてくと歩く。
帰りは普通に整備された道を選んだ。というより、行きはこの道が見当たらなかったのだが、わたしが見つけられなかっただけなのだろう。
しばらく歩くとバスから見えた景色が見えてくる。
ここで、行きのバスで止まったバス停があったなとふと気づく。
わざわざ戻らなくても途中にバス停があるじゃないかと。気づかなかったわたしがポンコツなのか、あるいはこの時点で気づいた自分自身を褒めるべきか。褒めて伸びる(と思っている)から、自分を褒めよう。えらい。
時間を確認すると、まだ少し余裕がある。
このバス停は「白秋碑前」で、北原白秋の記念館がそばにある。ちらっと見るだけなら行けそうだなと思って、最後の寄り道。
急いで戻ると少し行列が伸びていた。
そのままバスで三崎港へと戻り、うらりマルシェでお買い物。元気な魚売り場のおっちゃんにこれ安くしとくよー!と声をかけられ、うっかり釣られてお買い上げ。野菜も買ったけれども、魚も野菜もどっちもおいしい。
これはまた行きたい。
帰りの電車ではぐったりと眠りについて、体力回復。
なにしろ、品川からもそこそこにある上に、カメラの他に魚も野菜という重たい荷物を抱えて帰らねばならない。
どうにかこうにか家にたどり着いたころには疲労で倒れ込みそうだったが、楽しすぎる1日だったから満足だ。
前日の夜中まで行こうか迷っていたけれど、行ってよかった。
三浦半島には葉山や逗子、横須賀なんかもあるから、そちらにも行ってみたいが、もう一度この場所にも行きたい。
ご飯も美味しい、海の景色も素晴らしく、ゆったりとした時間が過ごせる。
もう少し涼しい時期に行けば、今度は富士山が見えるかもしれない。
やっぱり、また今度行こう。
三崎口→三崎港→城ヶ島へのぷちとりっぷはこれにておしまい。
ここまで長々読んでくれた人も、たまたま少し見てくれた人もありがとうございました。
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見返したら、あんまり城ヶ島の写真がなかったな…
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