歌詞を汲む
今日久々に一人でカラオケに行った。
ここ最近、春休みで、娘たちと毎日付きっきりだったので、
久々のお一人様時間。
午前中に仕事を終えた後、
大好きなラーメンを食べて、
一人でカラオケ。
最高。
何も考えずポンポンと選曲。
拍手なんていらねえ、
人様の顔色なんて読まねえ、
私のステージじゃ~!
なんて。
そんな中、
なんとなく選んだ曲の歌詞。
【鮮やかによみがえる あなたと過ごした日々は
やわらかな愛しさで この胸を突き破り
咲いたのは三線の花】
【喜びも悲しみも いつの日か唄えるなら
この島の土の中 秋に泣き 冬に耐え
春に咲く三線の花】
BEGIN・三線の花
自分でもびっくりしたし、
どういうわけだか分からなかったのだけど、
口ずさむと、
号泣してしまった。
先月、
私の愛媛の実家の飼い猫、
コタローが急逝した。
離れて住んでいたけれど、
猫のコタローの死は私にとってとても大きくて、
この1ヵ月、ふと思い出すと
寂しさを感じることがあった。
大人になってから、なぜか
寂しい!とか、悲しい!!
とか、大声で表現できず。
ましてや人前で泣き叫んだりもできず。
↑「コタローのこと」を書き終えた後も、
一人でワンワン泣いた。
夫にも娘にも、言わなかった。
私は沖縄出身でもなんでもないけど、
「三線の花」の歌詞は、
きっと、傷んでた私の気持ちに寄り添ってくれたんだな。
なんとなく、
自分の気持ちが成仏できた気がする。
キッチンに、コタローの写真飾ってるよ。
写真集まで作っちゃったよ。
お母さん、四十九日まで、
コタローの寝てた部屋の電気は
消さないって言ってたよ。
あんまり寂しがり過ぎると、
コタローが戸惑うかもしれないので
なんともないようにしておこう、
なんて思ってたけど、
気持ちの問題は、そんなに簡単ではなかったなぁ。
でも、今日、
ワンワン泣いて、
やっと踏ん切りがついたような気がする。
さよならから始まることも
きっとたくさんある。
暖かい季節が来た。
GWは愛媛に帰るから、
コタローのお墓参りに行こう。