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sonoko_sex
はじめての鶴亀杯短歌大会
ふと見かけて、面白そうだったので、応募します。
☆ 雨を浴び 満開だった 紫陽花の 抜ける色吸い上げし青空
~これは、最近、紫陽花をよく見る機会があったのだけれど、紫陽花って、花が終わると色が抜けていくんだなぁ、と思って。一方、夏の青空は、ギンギンに青色を濃くしてギラギラしていく感じが、まるで艶やかだった紫陽花の青色を吸い取っていっているようだなぁと思って詠んでみました。
☆ ゼンマイが壊れたように鳴き尽くし セミは飛び立つ灼熱の空
~これは、「玄関先で、ふとゼンマイ仕掛けの玩具が壊れたかのようにジージーいっている音が聴こえて、何事かと思ったら地面でセミがバタバタしているのに遭遇。と、思ったら、バタバタすることで何とかなったのか、飛び立っていった。」というようなことがあったので、詠みました。また、セミの鳴き声と暑さはとても合っていると思うし、私は出ていきたくない灼熱の空の中に飛び込んでいく、夏そのもののようなセミの姿も印象に残ったので、詠んでみました。
☆ マイボトル 入れた氷は 風鈴の音を奏でる 駅までの道
~これは、夏の間はマイボトルに飲み物と一緒に氷も入れて持ち歩いているのですが、少し恥ずかしいながらも、氷が溶けるまでの間、特に家から出発して駅に行くまでの間は、マイボトルの中で氷がカランコロンと鈴のような音を出すので、その音が風鈴のようだと思って詠みました。
以上、今年の夏に感じたこと3首、応募します。