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#この街がすき

ただただ、祈る。

近所にネパール人の方がやっているカレー屋さんがある。店の前を通ると、つい気になってしまうお店だ。店前の手書き看板がいつも、とても素敵だからだ。 お世辞にも綺麗とは言い難い字だし、日本語もたどたどしい。でもそれもどこか愛嬌があり、素朴な言い回しにいつも癒しを貰っている。 1週間ほど前だろうか、先日お店の前を通ったときはこのように書かれていた。 一番下に、小さく書かれた「いっしょにがんばろー」の文字に元気を貰った。 僕が住むこの街は、まさに伏見稲荷大社のすぐ近く。多くの飲

お山巡りしていたら滝に打たれてた話 〜『伏見稲荷と一期一会』〜

ミーン、ミーン、ミーン......。 まだ京都に越してきたばかりの、ある夏の朝。僕は稲荷山を登っていた。夏場のランニングは朝早くに限る。早朝6時前、この日は「ある場所」を目的地に決め、走りだした。 ゴールは「清滝」。伏見稲荷の敷地内に滝があるらしい。神社の案内図をみてから、一度見てみたいと思っていた。 僕は滝が好きだ。山や緑に囲まれた中で見る滝の雄大さ、肌に感じる水しぶき、マイナスイオン。この上なく癒しと開放感を感じる。 関東に住んでいた頃は、よく栃木まで滝を見に行っ

どうせ使うなら、地域のお店にお金を回そう

ここ最近、意識的に自宅の周りでお金を使うことにしている。近くの個人店に外食しに行ったり、花屋さんやお茶屋さんに行ったり。 僕が今住んでいる京都の地は故郷なわけではない。それどころかここに来てまだ半年くらいだ。でも、今ここに住んでいるのは何かの縁だと思うし、何よりも僕はこの京都・伏見の地が好きだ。 世界的な観光地・伏見稲荷大社がすぐ近くにあるこのあたりは、やはりお食事処やお土産屋さんが多い。 しかし今、観光客は本当に少ない。伏見稲荷大社の初詣参拝客数は例年と比較し8割減だ

「これ、ばあちゃんの形見のダイヤの指輪。今から売りに行きます」 〜『伏見稲荷と一期一会』〜

僕は毎朝、伏見稲荷大社までランニングをしている。そして千本鳥居の階段を通り、山を登る。 いや、本当を言うと、10月半ばまで毎朝続けてたけど、その後しばらくサボって今日から再開したところです。ちょい盛りしてゴメンナサイ。 それに、毎朝は嘘でした。土日は違うとこ走ります。観光客多過ぎて。 雨の日もやってません。だって、嫌だもん。 久し振りだし、今日は山頂まではやめて四ツ辻までを目標とした。四ツ辻までいって、田中様(荒神峰)を参拝して帰ろう。 そう思っていたが、いざ田中様の

僕は毎日欠かさず、伏見稲荷を訪れる

僕が起きてすぐすることは水を飲むことです。そして次にするのは、伏見稲荷大社まで散歩し、一礼して帰ること。 (正確には「二礼二拍手一礼」して帰る、ですね) 雨の日も雪の日も、朝イチから人と会う予定があっても、基本的には欠かしません。なぜかと言うと、一日ご機嫌に過ごせるようにです。 何となく、漠然と神様を信じてみる僕は特別に信仰が厚いわけではないと思います。「〜教」や「〜宗」を信仰しているわけじゃないし、宗教的な作法や慣例、経典、教えなどにはそこまで強い興味を持ってはいませ