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学マスやると何故か中島健人がもっと好きになる

学園アイドルマスターを知っているだろうか。
簡単に言うとアイドル養成学校に通うソロアイドルの卵の少女を、同じ学園のプロデューサー科に通うプロデューサーの卵のプレイヤーがプロデュースする育成ゲームである。中島担の大半は「なんじゃそれ?」と思う通りこのゲームに中島健人の「な」の字も出てこない。だけど私は毎日このゲームをプレイする度に中島健人を思い出し勝手に好きを募らせている。それは何故かを紐解こうと思ったのでよかったら読んでほしい。

藤田ことねちゃんというアイドルに一目惚れをして始めたこのゲーム、私はソシャゲが長続きしないのでまあ数ヶ月続けたら飽きるんだろうなと思ってた。似たシステムのウマ娘も結局飽きてしまったので。

私の最推し藤田ことねちゃん。
世界一?かわいい!のフレームでお馴染みかも。


ところがことね単推しだった私に新しい出会いが来た。有村麻央ちゃんである。
ことねにしか興味なく、ガチャ石のために他キャラのプロデュースをしてた私は初期からいる麻央のプロデュースは後回しにしてた。わざとではなくSSRを所持していなかったのが原因なので彼女に非はない。
粗方SSRプロデュースアイドルを育て終えた(というか、現在の手持ち環境だと限界が見えた)私は次にSRアイドルに手を出した。ちなみにSRだのSSRだのはアイドルが衣装と一緒に持ってくる曲だのカードだののレアリティなので全アイドルに全レアリティが存在している。なので麻央にもSSRカードはある。私が持ってなかっただけです。まあそんな話はいい。
各アイドルにはそれぞれのストーリーがあるんですが、麻央は高校3年生。リトルプリンスという愛称で後輩からも慕われる一人称もボクの王子様アイドル。

金の力でSSRを手に入れた時のスクショ

見ての通りどことなく風磨くんぽい髪型にお顔、しかし表情の付け方と言動が完全に中島健人というふまけん厨ホイホイなキャラクターに私の心は一気に持って行かれた。
本人は歌劇の王子様(多分宝塚がモデルなのでは)になりたがっていて、舞台で子役もしていたが本人の意思に反して伸びない身長や高いままの声、女性らしくなっていく体つきのせいでついにある年齢で歌劇の世界からはお払い箱になってしまった経緯を持つ、高校3年生になっても未だにパッとしない燻ったアイドルだった。
最初のシナリオ(1〜10話)では「可愛いスタイルを活かした可愛い系のアイドルを目指した方が売れる」という現実と「自分がなりたいカッコいいアイドル」という理想の狭間で迷い、もがき、プロデューサー(私)と一緒に「ジェンダーという枠組みに囚われない、可愛いもカッコいいも変幻自在なアイドルになろう」という結論を出し、やや乱暴にまとめるとジェンダーレス系アイドルとして夢に向かって走り出した、というシナリオ。また、王子様として振る舞っている「クセ」はもう完全に麻央自身の性格、行動に溶け込んでいることに本人も気づき、自分なりの方法で夢を叶えようと前向きになる話だった。ここまでだとふまけんぽさは完全に「見た目とキャラの構成要素」でしかなかったのだが、つい最近配信された第二弾シナリオで私はもう完全に持っていかれた。それが15話だった。

サイズの合わないブカブカのジャケット。これは無理して、似合っていないと分かっていながらも理想の王子様っぽく振る舞っていた麻央の足掻きの象徴でもある。これをライバルキャラに指摘され嘲笑われた時に麻央はこう言い返したのだ。
思い出したのは中島健人だった。彼だって元からあんな王子様だったわけじゃない。どうすれば自分が輝くのかを考えて、悩んで、グループの名前を覚えてもらえるのか知恵を絞って、結果ラブホリ王子様キャラでブレイクした。
何から何まで無理矢理演じていたとまでは思わないが、10代の彼や、むしろ20代になったからこそ「キツい」と思ったこともあっただろうし、かなり誇張してたところもあったと思う。JMK中島健人ラブホリ王子様なんて今見たらかなり「演じてるなあ」と思うところは多分にあるし、10代〜20代前半にラブホリキャラでお茶の間に浸透したからこそ30になった今でも「今??」ってタイミングで甘い言葉を求められたりしてる。私はラブホリムーブ好きだからありがたいけどそんな私ですら「今????」って思う場面あるので本人はもっと思ってると思う。
セクシー語録だって、それこそ最初は誰にもウケなかったし笑われることも多かったし、一発ギャグみたいな扱いをされることも未だに多い。
だけど繰り返して、過去を否定せずに地続きで来た結果今までのキャラが武器になり、血肉になってる。この麻央の少し先にきっと中島健人の今がある。そんなことを思ったのだ。学マスをプレイしながら。マジでこの麻央のストーリーやりながら「中島健人……好きだ……」と呟くヤバいオタクになっていた。麻央は本当にいい子なのでみんな学マスやってくれ(隙あらば宣伝)

恐ろしいのは麻央だけじゃなかった。麻央より少し?半年ばかり?遅れて実装された十王星南(じゅうおうせな)会長。彼女もまた高校3年生の生徒会長で学園一のアイドルだ。

これは恒常SSRの衣装にエンドコンテンツのクリア特典で貰えるティアラを組み合わせたもの。可愛すぎる。

会長は全校生徒からの憧れの的。完璧で最強のアイドルと言われていて、実際に学園で成績もトップのアイドル。二つ名は『一番星(プリマステラ)』。強気でプライドは高いけど自分の実力を鼻にかけたりはせず、後輩にも優しくて素直でちょっと浮世離れしててちょっとトンチキな子である。書いてて思ったけどこれジャニオタ好きでは?

芸歴も長く、パブイメを壊さないように完璧で無敵のアイドルとしてずっと振る舞ってきた星南だが、実際は2年の時の学内最大のオーデで優勝した時からスキル的な実力(作中では歌、ダンス、ビジュアルを指す)が変わっておらず、実力が頭打ちの状態になっていた。
周囲に悟られないように夢を諦めてプロデューサーに転向しようとしたところでプロデューサー(私)と出会い、プロデューサーの仕事のコツを教わりながらももう少しアイドルとして足掻くことに。
プロデューサーからは「数値化できない部分(ジャニーズ的な魅力と言うとこれを読む人には伝わりやすいと思う)を磨いていこう」と提案され、今までの高級感溢れるブランドイメージからは敢えて外れたことも挑戦していく。完璧でないおっちょこちょいな場面だって配信する。
はい、皆様ご唱和ください。
Bust! Bust! Bust the Bias!!!!!!
もうこれってそういうことじゃん。バイアスをぶち破っていこうってことじゃんN/biasじゃん好評発売中‼️
もちろん星南の長年のライバルには「こんなのお前らしくない」と言われたりするし、逆に好感度が上がったりもするのもめっちゃ身に覚えある〜。

ラジオツアーでもされてる❓

自分の悩みを周囲に悟られないように誰よりもストイックな努力をして、もがいて足掻いて、第二弾ストーリーでは星南たちがいる学園のアイドルを潰そうとだいぶ卑怯なことをしてきたライバル校から学園の名誉とアイドルを守るために、自分がバッシングの対象になる覚悟で舞台に立ち、最高のパフォーマンスで格上の相手と戦ったりするのがも〜〜さ、もう……さ……
本当は格上の相手と戦うのも怖いし、本来なら新人アイドルが出るべき新人発掘オーディションに既に売れてる自分が出なきゃいけないのもズルだから嫌なのに表ではそれを絶対出さないの。いつもみんなの理想であろうとする。弱音を吐くのはプロデューサーの前でだけ。どれだけ怖くても舞台では「この私を超えてみなさい!」と後輩に発破をかける。身に覚えがありすぎる。

触れるだけで健人を思い出すアイドルが2人もいて、周回も基本的に20分くらいで1周できるから通勤時間にちょうどよくて、んでライブもいいんだわ…みんな学マスやろうぜ…楽しいから……


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