デヤンスデヤンスデヤンス 第10話 (読了3分)
あらすじ
ダンススクールに通い始めると俺の病は改善に向かっていた。しかし、一つの能力を修復できた代わりに、別の能力が失われつつあることに気が付いた。そこで俺は不足した能力を補うために、スクールのコースを変更することにした。
デヤンスデヤンスデヤンス 第10話
「おかえり、今日はねスープカレーよ、大好きでしょ雄太郎、今日もいっしょに食べられるなんて幸せだな」
俺のために料理を作った上に、一緒に食べるのを楽しみにしている人がこの世にいること自体が、俺にとっては幸せなことだった。病気も一段落ついている、こんな充足感を感じるのはどれくらいぶりだろう。
そう思ったら、またおなかが鳴った。
その夜、久しぶりに俺たちはベッドの中でじゃれあった。何年振りかに美耶の体に触れると心も体も爆発した。
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