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ヒートショックプロテインを知ろう
以前、「医師から見た三井温熱」の記事で医師の観点から見た三井温熱について解説を行いました。
今回は上の記事の中で出てきたヒートショックプロテイン(HSP)について掘り下げた解説を行います。
体を温めると
「体を温めると健康になる」は、民間療法としてよく言われていることで、皆さんもご存じだと思います。
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体が冷えると血液やリンパ(体内の老廃物や、余分な水分を運び出す体液)の流れが悪くなり、細胞の機能自体が低下し、それによって様々な病気になりやすいと言われています。
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血液は、酸素とビタミン、ミネラルなどを高濃度に含む液体で、全身に行き届いているかどうかで、健康状態は大きく左右されます。
体を温めると、血液やリンパの流れがスムーズになり、新陳代謝も高まるので、病気予防ができるのです。
また、近年の研究で体を温めることは血液循環を改善するだけではなく、血液中に超人的な働きをする物質が大量に放出されることが証明されました。
その物質が、ヒートショックプロテイン(HSP)です。
HSPの特徴
HSPとは読んで字の如く、熱によるショック(刺激)を与えたときに出る、抗酸化力のあるプロテインで、大きな役割として傷んだ細胞を修復する働きを持っているたんばく質のことです。
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老化や病気の原因になるのは、細胞を攻撃する活性酸素です。
活性酸素は紫外線や食品添加物、ストレスや喫煙、飲酒などによって体内に発生します。
ですので、老化や病気予防には、活性酸素の発生の原因となる生活習慣を見直すことはもちろん、抗酸化物質を体内に増やすことも重要です。
HSPなどの抗酸化物質を増やすほど、老化予防や万病予防に期待が持てます。
最近注目されているのは、HSPの抗腫瘍効果。
ガンの発生を予防し、ある程度ガン細胞を消すことがわかって来ました。
また、HSPは乳酸の発生を遅らせる働きも持っています。
乳酸は体にたまると、だるさやこりにつながります。
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また、HSPには除痛効果があり、HSPが脳に働きかけて、神経伝達物質ドーパミンを活性化させます。
ドーパミンは快楽物質とも呼ばれており、痛みを感じにくくさせる働きがあります。
ひざの痛みや腰痛、神経痛などでお悩みの方はまず、温めることをお勧めいたします。
体を温めることは健康に寄与し、血液やリンパの流れを改善し、抗酸化物質であるHSPの放出を促します。
また、体温の維持は全身の調和と快適な生活につながります。
皆さんも積極的にお身体を温めてみてください。
最後に
最後までお読み下さりありがとうございました。
次回の更新は2月22日(木)になります。
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