
愛媛県 広島県|生口島、瀬戸田の海
2024年2月18日 日曜日
愛媛県今治市にいます。
昨夜から道の駅 多々羅しまなみ公園で車中泊。朝に海沿いを散歩してみます。

後で渡る予定の多々羅大橋と生口島が見えます。太陽が上ったばかりの7時過ぎです。ブルーへのグラデーションがきれいです。奥行き感を出すために、ローアングルで開放で手前の水面をぼかしています。

先ほどの反対方向です。弧を描いた波が打ち寄せています。今日は28mmの広角レンズを使っています。伸びやかな空間の広さを感じます。日の明るさを表現するために白飛びギリギリに。

波のうねり具合で、濃淡のある光の当たり方がきれいです。波の最後の形がきれいに扇状になった1枚を選びました。こういうものの良さは動画の方が比較的簡単に見せることができると思います。いい感じの静止画1枚を求めて、同じ場所で何枚も撮りました。

かなり雑な状況ですが、直線的に入ってきた光と、右に出来た影のエリアが気になり撮影しました。こういうシーンは好きです。左上の空と海は飛ばず、右下の影も潰れずにデータは残っています。しゃがんで水平垂直を維持して撮ってみたりもしましたが、見たままのような1枚を選びました。奥の壁に自分の影がうっすら写っていることに後から気づきました。
多々羅大橋を渡って生口島へ。
市営の駐車場に車を停めて街中へ向かいます。


この松のある場所の雰囲気が好きです。ここから入ると商店街に通じます。
まずは昼食。桂馬で寿し定食をいただきます。ここは以前に何度か来ているお店です。久しぶりの訪問です。



新鮮なネタで変わらず美味しかったです。特にここのシャリが酸っぱいのは当然、少し塩っぽく好み。他で食べる味とちょっと違います。それとここは釜飯も美味しいです。ごちそうさまでした。
隣には宿屋Azumi Setodaと銭湯yubuneがあります。
宿には泊まったことがないですが、銭湯には何度か入りました。外観も内装も統一感があって、風呂場もモダンです。



今日は入口まで。上が宿屋、下が銭湯です。宿屋の瓦屋根の影が銭湯の入口に落ちているのが写真として好きです。
さらに商店街の方へ歩いていきます。


今日は写真を撮っていて気持ちの良い日です。路地裏を歩いていて楽しいです。
引き続き散歩。商店街を抜けて少し高いところへ。

少し高いところから瓦屋根を見ると、尾道っぽいなと思います。住所としては尾道市ですが、ここは生口島です。本州から少し離れた離島でも同じ技術や文化が伝わっているのだなと思いました。
そして、開放f1.7で撮影。手前の木々は少しボケて瓦がシャープに写りました。

ひとつ前の写真の先の方へ。海の深い青の色がきれいでした。空に雲がなくスカッとした空が気持ち良いです。奥に赤い車が停めてあり、砂浜の階段に2人が座っています。今日は暖かくて外にいるのが気持ち良いです。
こちらも開放f1.7で撮影。中心はシャープ、極周辺は解像仕切らず少し甘い描写です。そのくらいがガラスで撮っている感じがして好ましいと思っています。小さめに見た画像でも画面がフラットになりきっていない感じが見えます。
散歩も十分にしたので車に戻ります。

改めて、空と海の青が気持ち良いです。ちょうど良いタイミングで、左から青い車が走ってきました。
こちらも開放f1.7で、フォーカスを合わせた街灯の前後が大きくはないですがボケています。
駐車場まで来たところ。

生口島はレモンを名産にしています。結構、黄色いコンパクトカーを島で見かけます。レモンっぽいのを意識して選んでいるのかなと思ってしまいます。青空に映えます。右の車のリアガラスに写り込むアングルで撮影です。
夕方に少し移動して垂水港へ。

日が傾いてきて空が暖色になってきました。
基本、水平垂直は正したいです。Q3の広角28mmレンズでは、撮るもの次第で良いと思えば若干斜めにすることが増えました。水平線よりも対角線の方が長い。傾けると線が長くなって気持ち良く見える角度があります。

近くにあったロープ。太くてしっかりしています。よく使い込まれていて毛羽立っているのが良い感じです。
垂水港の隣は瀬戸田サンセットビーチです。日曜日の夕方、日暮の時間、人が結構います。

暖色の光の中、山並みが水面にきれいに写っています。そして、ビーチのカーブがよく見える位置と角度を探して撮影しました。28mmの広角レンズでも余裕はなくギリギリのフレーミングでした。左右の端っこを意識して何枚も撮影。ちょっとした動きでも結構ズレます。
島にはいくつかアート・オブジェクトがあります。ここサンセットビーチにもいくつか。


これは「千里眼」という作品。「のぞいてみよう、瀬戸田から世界が見える。」と。グラフィックデザイナーの松永真さんによるものです。のぞいてみました。
今日最後の写真。


山の向こうに日が隠れた瞬間の17時30分と、少し経ってから18時20分です。夕日で有名な場所に行くと、だいたい沈んだ直後に誰もいなくなってしまいます。空の状況にもよりますが、少し時間が経ってからもきれいだったりします。前に伊豆で出会った写真も撮るツアーガイドさんも同じようなことを言っていたのを思い出しました。
今日のスポット
今日のカメラとレンズ

昨日のMから戻って、Q3 / Summilux 28mm f1.7 ASPH.で撮影しました。
Mにネガティブなことがあったのではなく、新しいカメラをもう少し使い込みたかったこと、28mmの広角レンズが良いなと思ったことから今朝このカメラを手にしました。いつも前夜には、未定ながらも明日行くであろう場所を想像して、どれにしようか考えます。これがベストと決まることもあれば、起床時点でのフィーリングで決めることもあります。
レンズ交換したり、複数のカメラを適宜使い回したりすることもできるのですが、絶対的な必要性のある撮影をしているわけではないので、1日1つにしています。それと、出来るだけ軽装でいたいというのもあります。
まだはっきりしませんが、Q3の色が好きかもしれないです。特にホワイトバランス、白色の出方がM11-Pとは結構違います。こういうのはじっくり使ってみないと分からないですね。