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「新!店長がバカすぎる」 続編期待

イノセント・デイズの著者、早見和真氏の名作〈?〉「店長がバカすぎる」の続編。
前作の雰囲気を壊すことなく、〈武蔵野書店〉吉祥寺本店での日常が帰ってきた。そして主人公である谷原京子の「ガルルル」が聞こえるようで、今回は大きく吠える。これはこれで、本書のいいアクセントになってるので好きです。



今作中でも前作「店長なバカすぎる」をネタに、店舗の新店舗構想、リニューア、店長交代など、次から次へとイベントが谷原京子を悩ませる。その原因は店舗の山本店長交と思っているようだが、実は一人で悩んでいるだけで無いかと、クスッと笑ってしまう。
今回は〈アナグラム〉と仮想本〈ステイフーリッシュ・ビッグパイン〉がキーワードになっていている。

内容は、ホント書店員の日常と苦労が綴られている小説なのだが、書店を維持することの大変さを、今回も強く楽しく感じさせてもらった。

客である神様A、神様B,神様Cとの対応には、考えさせられ書店も図書館も多種多様な方が来られるのを見ると、店員は大変だなあとしみじみ思う。

さあ、次は店長だ、谷原京子!

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