mitsuhiro

毎日を面白く、ワクワクする日々を死ぬまで送るのが夢。noteは読書履歴がメインですが、アニメ、映画も好き。雑多に書くので、どうぞよろしくお願いします。

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最近の記事

「夜に星を放つ」日常の人間関係

窪美澄氏著書、直木賞受賞作です。 普通のどこにでもありそうな日常を描いた短編作5集をまとめた作品です。 離婚、再婚、幼なじみ、初恋、いじめ、双子姉妹と、よくあるような無いような、これが傍から見る今の日本の日常だと言わんばかりの作品です。 各話最後がスッキリしない(起きたことを、最後まで描かれない)のですが、人生とはそうあいまいさが、生きてる間ずっと続いてるのではないかと、ふと感じました。 甘酸っぱいところもあり、とても良い作品で好きです。

    • 「超」入門 失敗の本質:名著を読もうとして挫折した人はまずこちら

       日本軍が第二次世界大戦を敗戦に至たるプロセス、組織の在り方を徹底的に研究された名著「失敗の本質」。そのエッセンスをまとめ、体系的に分離し表現・図も現代的に分かりやすくしたのが本書です。  正直なところ、名著「失敗の本質」は内容が重厚すぎて、読み終えてません。が、インパール、ノモンハン、ミッドウェーの戦争へ軍が向かう大本営の(会議室)と最前線(現場)との温度差、そしてリーダの不安定さがプロジェクトを迷わせたうえバッドエンディングにしてしまうプロセスが重厚に述べられていることは

      • 「リーダーのための仕事論」読了 ちょっと根性論も入ってる

        こんにちは。久しぶりの投稿です。 もと伊藤忠商事社長の丹羽宇一郎氏の、リーダーになる人のための仕事術です。いやリーダー論です。 丹羽氏は、なかなか活発なところがあるようで折衝事も、強かったのではないかなぁと思います。それは著名な社長なら、皆一緒かも。 まずは、部下との関わりです。 やはり上に立つもの人とのコミニュケーションは、大切と解いてます。言葉に気を配りつつも信頼関係を気づく。その方法として、飲みにケーションも一つの方法です。大切に育てながらも、本音を引き出す。 次に、成

        • 「もう別れてもいいですか」 妻の本音が読める小説

           作家 垣谷美雨さんの作品は、初めて。カバー挿絵で拝見すると、こういった家族の問題を題材にした小説が多いみたい。家族なら話のネタは尽きないもの。  本書は、結婚、離婚が限り有る人生の時間の中で必要?幸せなことなの?を、還暦間近の主婦目線で紡がれる物語です。題名は奥様方皆様の本音であり、もう実も蓋もなく本当にノンフィクションではないかと思うほど著者が、いや奥様たちが言いたいことを散りばめた小説です。定年間近の夫とパートで働く妻。あまりにも態度が悪いに夫と家庭に見限り、業を煮やし

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        • 「もう別れてもいいですか」 妻の本音が読める小説

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          4本

        記事

          「生き方」 人として生きてくために大切なこと

           経営者で著名であられた稲盛和夫氏の著書である。いろんな所立て直された方で尊敬します。  説明の前に、書く前にnoteの欄に「生き方」を表題にして、さっそくPicupされた他の方々のページが並んでた。noteは、この下書き段階から予期して興味の有りそうなのをすぐに並べるのかと驚きました  さて、もとに戻り本書である。副題は「人間として一番大切なこと」。 まさしくコレについて記されており、学生が道徳の教科書として一度は読むべきものと思うくらい、綺麗に書かれてます。特に難しい

          「生き方」 人として生きてくために大切なこと

          「発注いただきました!」短編小説としても面白い

           朝井リョウ氏が、各社より発注された仕様にもとづいて執筆された渾身の作品がまとめられた作品集です。作品数、21作品。数ページのものもあれば原稿用紙用紙90枚程度のものまで、また発注元も出版会社からビール会社と多彩で、作家という職業の方は、色んな仕事をなされるんだなあと感嘆しました。本作品どれも、面白かった。  本書の変わっているのは、依頼主からの依頼内容が書かれており、他にない目新しいやり方がされている所です。  各作品は、少し泣けるものから、報われず何ともやり切れない物語ま

          「発注いただきました!」短編小説としても面白い

          ルリドラゴン(人それぞれが個性です)

          最近気になった漫画の紹介です。  題名にドラゴンがついて、女子高生の表紙なので、異世界物かと思いそうだが違うのです。立ち読み冊子で読んでみると、そうきたかという新鮮さがある漫画でした。  物語は、女子高生が朝起きたら角が生えてる。それだけで驚きなのに、母に言うとあっさり父が龍と。なかなかなセッティングで新しい。日常の親子の会話と流れがあり、ちょっとそこら辺に有りそうな家庭が見えるのが、入りが良い。また母親が、変化が有るのはもっとゆっくりかと予想するも、いきなりの角に驚かな

          ルリドラゴン(人それぞれが個性です)

          「嫌われる勇気」 気づくまで十年。早くに読めばよかった。

           もう出尽くした感はある書籍でしょうが、読み終わったので感想を。(アドラーの教え)ってあると、なんか宗教ぽいけど、哲学ですね。表裏一体で、紙一重なんですね。 以下、ダラダラと感想です。  人間関係で、どう生きればよいのかと思い悩むのであれば、私は本書奨めます。良い本です。十数年前の早くに読んておくべきだったかなと。  人間関係や人生で悩んなら、D.カーネギー著の「道は開ける」が有名ですが、厚く、読めども読めども進まなかった。本書は、二人(先生である《哲人》と生徒である《青年

          「嫌われる勇気」 気づくまで十年。早くに読めばよかった。

          「新人作家・杉浦李奈の推論3」クローズド・サークル ・・・最後まで気が抜けない。

          松岡圭祐著の推理小説。鳴かず飛ばずの作家である杉浦李奈が事件を名推理する3作目です。  今度は、クローズド・サークルが舞台。ストーリは、副題の通り孤島の隔離された場所が舞台で。急進の新人作家(櫻木紗友里)が所属する出版社が次の作家を募集するところから始まる。  なかなか売り出してくれない版元に嫌気を出た杉浦李奈と那覇優佳が応募し、見事合格する。その後は、他六名の合格者と一緒に孤島でさらに櫻木紗友里の写真集撮影 兼 選考会に参加するも、ディナーで食事中に主催者が毒殺されてし

          「新人作家・杉浦李奈の推論3」クローズド・サークル ・・・最後まで気が抜けない。

          「新!店長がバカすぎる」 続編期待

          イノセント・デイズの著者、早見和真氏の名作〈?〉「店長がバカすぎる」の続編。 前作の雰囲気を壊すことなく、〈武蔵野書店〉吉祥寺本店での日常が帰ってきた。そして主人公である谷原京子の「ガルルル」が聞こえるようで、今回は大きく吠える。これはこれで、本書のいいアクセントになってるので好きです。 今作中でも前作「店長なバカすぎる」をネタに、店舗の新店舗構想、リニューア、店長交代など、次から次へとイベントが谷原京子を悩ませる。その原因は店舗の山本店長交と思っているようだが、実は一人で

          「新!店長がバカすぎる」 続編期待

          「課長の会話術」 課長でなくとも

          自分は中堅どころのヒラ社員です。 上司は係長だが、経営に近い課長のほうが会社との接点が見やすいので、課長を知ることは会社を知る手始めと思います。なので、本書です。  本書の対象は、課長に昇格したもの、他へ転属して別天地で活躍しなくてはならなくなった者が、悩む部下とのコミニュケーションについて、わかりやすく述べた入門書であり実践書である。 しかし私のような平社員が、上司がどういった理由で意見を聞きに会話を望まれているのか知るためにも、本書はよく理解でき納得でした。 内容(目次

          「課長の会話術」 課長でなくとも

          「新人作家・杉浦李奈の推論Ⅰ、Ⅱ」小説家って大変だぁ

           面ミステリーと出版業界とをミックスした作品と言って良いのか。面白かったので、取り上げました。ざっくばらんに、です。  小説家だがラノベであり、文学小説を書きたい夢を持ちつつもコンプレックスであるラノベ作家・杉浦李奈の事件簿です。 「ビブリア古書堂の事件手帖」に対抗するかのような小説で、主人公が作家版といった感じ。というと、著者の松岡氏に申し訳ないですが。  本書も「ビブリア〜」のように、著名の文学作品がチョコチョコ出てくる。またその内容・所感について登場人物達がやり取りす

          「新人作家・杉浦李奈の推論Ⅰ、Ⅱ」小説家って大変だぁ

          「エッセンシャル思考」(より少なく、しかしより良く)

          本屋の自己啓発本の棚に必ずと言ってもいいほど置いてある本です。入社4、5年の仕事に慣れてきたあたりの社会人が読む対象かなと思いますので、気になる人は一読を。 要点は、以下の5点。本書に沿った内容は、他のレビューにもあるので、そちらを参考にしてください。 本ページでは、感想と私が学んだことを簡単に記します。  1  エッセンシャル思考とは  2 見極める  3 断捨離  4 本質を見つける  5 体が資本 感想 とても読みやすく、また題名の通りのことだけが述べられており(当た

          「エッセンシャル思考」(より少なく、しかしより良く)

          映画「ブレット・トレイン」 断然面白い!

          伊坂幸太郎著の「マリアビートル」が原作の映画。今回、時間の都合もあり邦訳版で鑑賞したが、当たりだった。原作は読んでないが、2時間半あっという間て、面白さ抜群だった。 R15指定です。血生臭い凄惨な場面が多く子供にはきついが、エンターテイメントの映画として、スピーディで緩みがないく、作り方はKILL BILLを彷彿とさせる。 日本の駅などの差異の細かなところは置いておいて、出だしから結末まで複数の殺し屋が新幹線という密室の中で殺し合うさまはスリリングだった。そこに、ユーモラスな

          映画「ブレット・トレイン」 断然面白い!

          論語入門 岩波新書版

          「子曰く、〜 三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして 〜 」 有名なフレーズで、誰しもが一度は聞いたことよあることだと思う。まったくもって、そのような人生は歩いてないが、悟りたいと思う今日このごろ。 論語について、初めて読む本である。薄くて、とっつきやすいと思い手に取った。ないようも、原文、読み、解釈と分かりやすく書かれており、類似書からしたら、とても理解しやすい書籍だろう。 本書は、147篇の論語を取り上げており、それぞれの項は短いが感情、情

          論語入門 岩波新書版

          「イノセント・デイズ」読むの二回目

          この小説を読むのは2回目で、購入したのはやはり帯の見出しだったと思う。最後にひっくり返るミステリー小説とか、書いてあったと思う。 1度目読んだときは、すっと読み終わり「あれ?」と思ってしまった。内容が思い返せなかったので、再度「どこに心に響くところがあるのか」と疑問を持ちながら、再読したのでメモします。 前半、田中幸乃の短い生涯を、いきなり最初に裁判の判決文で否定してしまう。が、そこに行き着くまでの道程が心に苦しく伸し掛かる。人間の性格、感情は、周囲の生活環境が大きく影響す

          「イノセント・デイズ」読むの二回目