5. 6AS5を用いた増幅回路
本節では、6AS5を用いて増幅回路を設計し、動作をシミュレーションします。ここでは、一本の負荷直線に対してバイアスと動作範囲を二種類設定して回路を設計してみます。
6AS5を用いた増幅回路の設計(バイアスパターン1)
まず、6AS5のEp-Ip特性図に負荷直線を引いたものを次の図に示します。
上の図では、電源を12Vとし、プレート電圧の軸上12Vの点と、プレート電流の軸上1mAとの間に直線を引いています。
このときの負荷抵抗はRp=12V÷1mA=12kΩとなります。