きく力と感じる力 見る力
開華塾を行って3年目になります
個人の方のセッションとグループセッションを通じながら、内省と対話、フィードバックを繰り返しながらスパイラルに気づき、自分の道を歩いていく
メンタリングをベースにしながら共に歩いていくイメージ
一つの特徴として最初のセッションでは
その方の過去に一緒にドブンと潜っていく
記憶を巻き戻しながら、その時の感情を味わいながら、いいことも辛かったことも苦しかったことも楽しかったことも思い出していく
何をよろこびに感じているのか
何が心が躍ることなのか
どこからその価値観が生まれたのか
ごく自然に自分自身が気づいていく旅をする
先日は、メンタルトレーナーを長くされていた方から「自分自身も何度も過去の事を振り返ったり、それから何を学んできたのかわかってるつもりでいたけど、誰と一緒に振り返るかは大事ね」と言っていただき、ああ、そうなんだ、とジワッとする
私はただ聞くだけ
ご自身が潜っていくのを横で見守るだけ
その方の過去を一緒に見ながら
何度も出てくる言葉や大切にしてると感じたことをフィードバックさせてもらう
それはすごく大切な物語を聞かせていただくことで、人生をいくつも生きているような気持ちになる
(ああ、これもいつか物語として書くことになるのか)
ああ、そうか
インタビューのワークショップでいう
ついていく聞き方
自分自身で潜っていくのを見守る
暗いトンネルを歩く時、
怖いなと思って振り返った時に
ここにいますよ、とポワッと灯をともして頷いている姿
ポワッとただいる
そんな風に人が自分にかえる時にいられたらいいなぁ
自分で話し尽くしたと思えるまで聞かせていただいて
そこから大切なものを一緒に拾い上げていく
砂浜の小さな貝殻のような
カケラのような
キラッと光るもの
「そう、昔から好きだったんだ」
「それはどんなところが?」
そこから語られるふくよかな言葉たち
一緒に情景を見る
うつくしい桜の花びらが散っていく景色を眺める
私の特殊な力として、相手が感じてることを体感として同じように感じられるというものがある
その時の光の感じ
心の中の感覚
すーっと落ちていくような感覚や
空間の広がり
気持ちよさ、
共感覚というんだろうか
相手の話を全身で聞いていると再現装置みたいに流れ込んでくる感覚
人によって違っていて
映像で入ってくる人もいれば
言葉が降ってくる人もいれば
体感覚で感じる人もいれば
それぞれの質感が違っていて
それはその人だけの美しいものなんだよなぁと
目をつぶってじんわりと味わう
その人の中にあるうつくしさを見る力
頭で話しているのか
腹から話しているのか
違和感を感じた時に
ん?と思う
その時に、サクッとフィードバックする
世間の与えた価値観やこうあった方がよく見られるとか、他者からの評価で歪まされてしまうその人だけのうつくしさ
それがもったいないと思うから
それをフィードバックすると
「あ」
と、気づかれたりする
個人セッションは、そんな風に隣で景色を見ながら進んでいく
自分が何者か向き合っていくフェーズから
実践していくフェーズ
深めていくフェーズ
あらたな価値観をまとって歩み出すフェーズ
不思議なことにグループは、お互いにフィードバックしあいながら何かに向かって進んでいく
そしてお互いの見えないものを見る力を知り、リスペクトしあいながら進む
なんだか素敵だなぁと思う
ご縁のある方たちと
美しい世界で響き合う
共に生きている
この時代に生まれてきて
幸せな世界