【短歌】2017年~2018年のまとめ
2016年の11月、「詠む×読む×語る」というイベント内で、東直子先生に短歌の評をいただいたことをきっかけに、短歌を詠むようになりました。はじめは独学で、短歌の入門書や個人歌集を読んだり、書店での短歌イベントに参加したり。その後、東直子先生の講座や、服部真里子さんの講座を受講し、少しずつですが短歌を勉強しているところです。
これまでに新聞や雑誌で掲載していただいた歌と、笹公人先生の歌会に参加させていただいたときの歌を載せます。よろしかったら読んでみてください。
2017年
【「短歌」×「○○」の短歌ライブ カン・ハンナ氏の選ぶ一首】
おひさまの色を手にした春により一気に染まる菜の花と君(2017年4月 本屋B&Bにて)
【とりつくしま短歌 笹公人賞】
車椅子まさか使っていようとは ばあさんわしと歩かないかい(2017年6月5日)(「杖」をとりつくしまにしたおじいさんがテーマの短歌)
【読売新聞 俵万智・選】
「愛」の字のこころの中が狭いけど私の入る隙ありますか(2017年7月31日)
【公募ガイド2017年10月号 東直子・選 秀逸】
「ありさんに悪さしたの」と耳元で顔のほくろを数えあう夏
2018年
【東京歌壇 東直子・選】
額の中朽ちたままいるひまわりを見ずに爪切る窓のない部屋(2018年1月14日)
雪の日は子宮がいたい早朝のボールを壁に打ち付ける音(2018年5月20日)
校正の改行記号の形して各駅停車に揺られるわたし(2018年11月11日) 特選二席
シャンデリアみたいにくねる透明なイカの足先 はじけた火花(2018年12月9日)
【東京歌壇 佐佐木幸綱・選】
とびきりの秋服出してストパーもかけたのよなぜ今会えないの(2018年11月25日)
【NHK短歌 東直子・選】
指先でワイングラスを触れなおす雄弁な人がわたしを見ない(6月号)
砂時計の砂で作る町に住み時間を忘れ生きてたかった(9月号)
【現代歌人協会 第47回全国短歌大会 東直子・選】
笑わない人魚がうろこを剥ぐように夜空は月に光を譲る(佳作)
【2018年5月おひさま歌会】
題詠「昆虫」
黄泉からの手紙の文字が抜け出したようなナナフシ殺さずに見る
自由詠
逃げ出したサイダーの泡を追いかけて十七才の海辺に着いた
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