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脾動脈瘤の手術と入院

人間ドックでたまたま見つかった、脾動脈瘤。

その手術と入院を11月にしました。脾動脈瘤が出来てしまった理由は、私の場合は体や遺伝などの異常はなく、おそらく妊娠後期にホルモンの変化により血管がもろくなり、腹圧がかかったことにより出来てしまったのではないかということでした。(妊婦だった時、ものすごい大きなお腹でした)

入院について、職場や保育園へ伝えることも不安でしたが、やはり一番心配だったのは子どものこと。

1歳11ヶ月の子どもが、一週間前後の母親不在を乗り越えられるのか。お母さんお母さんっていつも言ってるのに……。寝かしつけもお母さんなのに。ストレスがたまらないか。風邪をひいてしまわないかなどなど。自分の用意はほどほどに、子どものための準備ばかりしていた気がします。

【入院前に準備したもの】
・幼児食つくりおき&レトルト
・アンパンマンジュース
・子どもへのプレゼント各種
・子どもへのイラストお手紙
・子どもへ向けての動画
・入院のことを伝える紙芝居(イラストは妹が描いてくれた)
・夫へのつくりおき&レトルト

外で食べたり、デリバリーしてもらったりで良かったのですが、それ自体も手間なほどきっとワンオペは大変だと思い、冷凍ストックをたくさん用意しておきました。

先輩ママに「子どもはストレスを感じると便秘ぎみになるから、ジュースとかでも良いので水分をたくさんとらせてあげたほうがいい」と聞いたので夫に伝えました。

手術当日

もともと血管が細いので、点滴のための針がなかなか通らず、医師や看護師の方々にとても迷惑をかけてしまいました。
退院時の針のあとの数は、両腕合わせて14箇所。出産のときもこんな感じでした。

手術は、カテーテルで行うコイル塞栓術。太ももの付け根あたりに局所麻酔をしました。
「何か好きな曲をかける?」と聞かれて、大好きなBUMP OF CHICKENの曲を流してもらいました。

13時から始まり、おそらく16時過ぎくらいに手術終了。

手術中にお腹が痛くなって、そこから痛み止めをしないと暴れ出してしまうほどの痛みでした。

痛み止めなしで過ごす時間もちょこちょこありましたが、陣痛に似たような痛みがお腹と背中を襲い、息を吸って吐いてを悲鳴を出しながら続けないと狂ってしまいそうでした。

その間、2回嘔吐。
ずっと横になった姿勢のままで背中と腰が限界を迎えていました。
もともと20時半に安静解除となり動ける予定のはずが、翌日の朝に変更になったため動けず。

背中にクッションを入れていただいたりしながら、長い長い時間を過ごしました。

24時くらいに少し良くなり、2時間ほど睡眠がとれました。そのあとはうとうとして、6時に目が覚めました。

先生が来てくれて安静解除になったのが10時。本当に辛すぎる辛すぎる術後でした。

脾動脈瘤の手術でこんなに痛がる人は見ないと言われたので、稀だったのかもしれません。

その後は、カテーテルを刺した右太ももの痛みに耐えたり、筋肉がつって息がしづらいのに耐えたりしていました。

手術前は、後遺症のことや最悪の事態について考えて怖くなることもありましたが、「考えてるとそれが体に伝わってしまうから」と夫に言われてからは、手術後の良いイメージを考えるようにしていました。

入院中は食事制限などで我慢をすることばかりでしたが、家族に電話できたことは、とてもリフレッシュになり、良かったです。

退院

5泊6日の入院を終えて帰宅後、子どもをたくさん抱っこして「お父さんと頑張ってくれてありがとう」と伝えました。
少しぐずってしまうこともあったようですが、理解して一生懸命頑張ってくれたようです。

翌日からカテーテルを刺した部分の太ももの付け根らへんと左脇腹が痛く、動くときに鋭い痛みがあったので、ほとんど横になって過ごしました。

振り返ってみて、家族や病院の方々のおかげで心を強く持って手術を終えることができたと感じます。今後も悪化することなく、過ごせたらいいです。

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三葉かなえ
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