スコアメイクまでの道のり
「英語スコア」。
受験生から社会人まで、多くの人が様々な新しい挑戦をするうえで、一定のスコアの獲得を要求されるものだと存じます。
私もイギリスの大学院を出願するにあたって、スコアメイクをする必要がありました。
海外の大学院にしてはミニマムの要求スコア値が低く、IELTS 6.0(英検準一級から一級程度)となっています。
最終的にはこのIELTSのスコアで提出して無条件合格を手にしたのですが、最初Duolingo、そしてTOEFLを受け、点数が取れないままダラダラと日々を過ごし、最終的にIELTSに転換した過去があります。。
今回はそんな私のスコアメイクまでの道のりを記していきたいと思います。
イギリス大学院出願にあたっての英語スコアの役割
はじめに、英語スコアがイギリスの大学院出願にあたってどんな立ち位置にあるのか、ご説明します。
ぶっちゃけて言うと、イギリスの大学院(他の国もかもしれませんが)は大学に要求されているスコアに達してなくても出願でき、合格できちゃいます。
しかし、「条件付き」です。
この条件付きというものが、学期が始まる前にPresessional courseを受講して、そこのテストをパスしてねーというものです。もしくは再度入学までに語学試験を受験して、スコアメイクをすること。前者はスクール代と滞在費がプラスでかかってしまいますが、合格率が高いことで知られています(サセックスの場合)。後者は長時間の試験を受けてスコアメイクできるかわからない心理的負担があるため、お金と時間に余裕がある方は前者を選択していた方が多かった印象です。
ちなみに、Presessional courseは無条件合格の方でも英語に自信がなかったり、現地の生活に慣れてから大学院生活を始めたいという方も受講できます。
本コースからだと学期が始まる一週間前くらいにしか入寮できないため、生活必需品を揃えたり、街に慣れたりするのにバタバタする可能性がありますTT
スコア取得まで
・ スケジュールを立てよう
・ 自分に合うテスト形式を考えよう
・ (新卒向け)大学の授業を活用しよう
・ テストを予約して士気を高めよう
・ 問題集と直近の問題傾向を掴もう
・ いざ、受験!
スケジュールを立てよう
イギリスの大学院はローリング制度*のもと審査が行われるため、早く出すに越したことはありません。できれば秋に出願できると安心ですね。当方の私は卒論に追われ、エージェントを頼りにしたものの結局は12月末出願になり、2月半ばに結果がきました。
スコアは確か有効期限があった気がするので、出願の一年前くらいには受験の準備が整っていることが理想的ですね。
自分に合うテスト形式を考えよう
スコアメイクをするにあたって、様々なテストの結果を出願に利用することができます。
サセックスの場合だけでも、こんなに種類があります。
冒頭でもお伝えしましたが、私はDuolingo(コロナ期間は多くの大学で受け入れられていた完全オンライン英語試験)、TOEFL、IELTSと三つの試験を経験してきました。
どれも四技能であるのには変わりはないのですが、メジャーなTOEFLとIELTSを比べた際、IELTSはタイピングか紙が選べる点、そして何より面接が対面である点で日本人にとって馴染みのある英検とシチュエーションが似ていることから、強くIETLSをお勧めします。
TOEFLはHome形式で2度受けたのですが、長時間自分の狭い1Kの部屋に座っていることがただただ苦痛で、そして問題形式もL&SやR&L&Sなど複数技能を混ぜた難解な問題が多かった印象で、IELTSよりも解きづらかったです。
受験した2021年、22年当時よりも現在は試験時間が短縮されているようですが、それでも長ーい!と感じざるを得ません。
IELTSもトータルでは長いのですが、スピーキングだけ時間は別なので、少し気分は軽いです。こちらの難点としては、試験会場が大阪と東京に限られている点ですかね。
(新卒向け)大学の授業を活用しよう
自学だけじゃどうにもモチベーションが下がっちゃう。。という方に、大学の語学系の授業をオプションで取ることをお勧めします。TOEFL対策コースたるものが私の大学にはあったので、単位も取れるし将来のために、、と頑張りました。先生が優しかったのもありがたかった。
あとは私はスピーキングが弱かったので、英会話グループにも進んで参加したりしていました。
テストを予約して士気を高めよう
先に予約して、追い詰められる状況を作る!以上
問題集と直近の問題傾向を掴もう
右も左も全くわからないIELTS初心者の私が重宝したのはこちらの参考書です。
What's IELTS?から勉強の仕方、解説まで丁寧でした。入門編に超おススメです。
そして、直近のスピーキングで出た問題の傾向が乗っているサイトなんかもあります。IELTSは世界各地で行われているため、問題は世界で共通みたいで。。当たる可能性が少しでも大きいよう、このようなサイトを直前に閲覧してました。
https://www.ieltsanswers.com/wp-content/uploads/2024/05/How-to-Pass-your-IELTS-Test-in-2024.pdf
その他は洋書だけれどもケンブリッジが発行している公式テキストなど
https://www.cambridge.org/gb/cambridgeenglish/catalog/cambridge-english-exams-ielts/ielts
いざ、受験!
ご自分の新たな挑戦に向けて、スコアメイクを目的に受験を控えている方はたくさんいらっしゃると思います。長時間のテストなので体力もとられるし、緊張感ですごく疲れるのも記憶に新しいです。スコアメイクできず、挫けそうになったこともたくさんあります。
私も大学の友達に励ましてもらいました。「一回で取れないのは当たり前だよ!!」この言葉が印象的で、「ああ、まだチャンスはある、大丈夫」と自然に思わされました。あとは場慣れも大事だなと。
皆さんがスコアメイクできることを祈っています✨