Вадим Зеланд(ヴァヂム・ゼランド)氏の最新インタビュー②
①からの続き
эзотерическая литература:秘教的な文献
эзотерика:秘教、秘伝。英語の「esoteric/esotericism」に相当。
ロシア語の辞書では「тайное учение, учение о мистицизме в его новых версиях(秘密の教え、神秘主義の教えの新しいバージョン)」であるという説明があります。
このインタビューが掲載されている、オンライン書店Литрес(Litres)で書籍のジャンル別けを見ると、
знания и навыки(知識とスキル)>эзотерика>サブカテゴリーとして、占星術、占い、ヨガ、魔法、超心理学、現代の宗教運動、予言、風水、オカルト…という感じ。
他のストアもだいたい似たカテゴライズだけど、「トランサーフィン」自体がэзотерикаの1つのサブカテゴリーになっているストアもあったりしました。(この記事の表紙はそのストアのスクショ)
«марафон желаний»:願望マラソン、ウィッシュ・マラソン
SNS広告で特に有名になった、願望実現メソッドのオンラインコース。
内容としては、願望を明確にする、願望実現を妨げる信念を取り除く、すでにそれが叶っている状態を視覚化する、感謝する、エネルギーワークなどの実践をするようです。
メソッド自体や価格設定への批判があったり、創設者のエレナ・ブリノフスカヤさんが脱税やマネーロンダリングの疑いで逮捕されたりなどしています。
↓参考記事いくつかリンクしておきます。
«Трансерфинг Центр»:タチヤナ・サマリナさんが創設した、トランサーフィンの実践をサポートするトレーニングセンター。ヴァヂム・ゼランドさんも参加・支援している。トランサーフィン、タフティに関する記事や動画、Q&A、オンラインコース等々、かなりの情報量ですし、日々更新されています。
«инфоцыгане»:インフォジプシー
инфо:info + цыган(単)・цыгане(複):ジプシー、ロマ
日本語で「○○ジプシー」というと、いろんなところを渡り歩いて彷徨っているというニュアンスで使われますが、ロシア語に於いてのジプシーは、口語的・比喩的には「обманщик, плут(詐欺師、ペテン師)」という意味があります。差別的な言い方だという批判ももちろんあるでしょうけれど。
インフォジプシーという用語は、有効性が疑われるような情報商品を押し売りしたり、高く売りつける人たちのことを指します。特に自己啓発や成功法則を謳うコーチやブロガーで、多くは浅い知識や既存情報を利用しているだけ、という批判的なニュアンスを含む呼び方です。
そういう類の人たちと一緒にしないでね、ということですね。
今回は、ロシア語の単語や文法的な解説より、эзотерика、«марафон желаний»、«инфоцыгане»など、気になるキーワードが多かったので、そっちの解説メインになりました。
ロシアでのそういう界隈の動向は、今まで全然注視してきていなかったので、新しく知ることや発見が多くてなかなか興味深い。調べ物が脱線しまっくて時間はかかるけど楽しー。
・・・続きます。
②で終わるかなと思ったけど、まだまだ続くので、④か⑤ぐらいまで行くかも。
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