見出し画像

「愛着障害」の基本情報と対処法についてざっくりまとめてみた

愛着障害とは

・幼少期に適切な愛着形成ができず、その後の人間関係に問題を抱える状態のことを指す。

・主に乳幼児期に保護者との関係に問題を抱えた人に見られる。

・適切な治療を受けることで改善される場合がある。

特徴

・不安定な感情、自己否定的な思考、社会的な孤立、暴力的な行動などの特徴を示すことがある。

・自分自身や他者への攻撃的な行動、自傷行為、薬物乱用、アルコール乱用などがみられることがある。

・愛着障害によって形成された特徴は、その後の人間関係にも影響を与えることがある。

具体例

・矛盾した感情や行動をとることが多い。

・他人との関係に対して不安定で、対人関係がうまくいかないことが多い。

・自分自身や他人に対して攻撃的な行動をとることがある。

・自己否定的な考え方が強く、自分に自信を持てないことが多い。

・過去のトラウマやストレスが引き金となって、自傷行為や薬物乱用、アルコール乱用などを行うことがある。

関連書籍

・『愛着障害:理論と実践』
 (スー・ジョンソン、大澤真幸訳、北大路書房、2015年)

・『愛着障害を理解する-臨床家のための実践ガイド』
 (マルコム・ウェスト、渡辺公美訳、金剛出版、2017年)

知っていると役に立つかも

安定した愛着(Secure Attachment)
幼児期に保護者との関係が良好で、安定した愛着関係が築かれた状態。

回避的愛着(Avoidant Attachment)
幼児期に保護者との関係が不安定で、保護者に依存しないように自己防衛的な態度をとる状態。

切迫した愛着(Ambivalent Attachment)
幼児期に保護者との関係が不安定で、保護者に依存しながらも、常に切迫感を持っている状態。

不安定な愛着(Insecure Attachment)
幼児期に保護者との関係が不安定で、愛着形成に問題があった状態。

分裂的愛着(Disorganized Attachment)
幼児期に保護者との関係が不安定で、不安や混乱を抱えながら、保護者に依存しようとする状態。

愛着障害(Attachment Disorder)
幼少期の愛着形成の障害により、他者との関係性に問題が生じる症状の総称。

脱着(Detachment)
愛着障害において、他者との関係性を避けることや、感情的に距離を取ること。

内的作業モデル(Internal Working Model)
愛着経験に基づく、自己や他者に関する認知的な枠組み。

発達的トラウマ(Developmental Trauma)
幼児期に経験した心的外傷のこと。

統合失調(Disintegration)
愛着障害により、自己統合の欠如や感情の不安定化が起こる状態。

いいなと思ったら応援しよう!

みつ
最後までお読みいただきありがとうございます。いただいたサポートは noteを続けるための活動費に使わせていただきます。さらに良い記事になるように頑張ります。