#2 HSPの私が始めた「自分が感じた感情を、自分で肯定する」
こんにちは、みつです。
今回の話は、人間関係のストレスを抱えている方、ストレスを溜め込んでいる方にぜひ届いたらいいな、と特に思います。
テーマは「自分が感じた感情を、自分で肯定する」です。
自分を肯定することが大事って、色々な本に書いてあるけど、それでも肯定できなかった。
ありのままの私でいいって言われても、どこかで自分を責めてしまっていた。
だから、誰かに肯定してもらいたくて、家族や友人に愚痴ってしまい、一人になってから愚痴ってしまった自分に日々自己嫌悪。
でも、最近はすんなりと自分を肯定することが前よりもできるようになったので、その方法について書いていこうと思います。
ぜひ最後までご覧いただけたら嬉しいです。
それでは、書いていきます!
自分が感じた感情を、自分で肯定する
人を嫌いになる=ダメなこと という思い込み
例えば実際の例で言うと、私の職場にAさんという方がいるのですが、
いつも「みつさん、このデータ間違っていますよ。しっかりチェックしたんですか?」みたいな感じで、高圧的にメールをしてくる方がいます。
実際のところは、Aさんは見落としがほとんどで、その後「違う箇所を見ていました」なんて返信が来ることもしょっちゅう。そして、謝れないタイプです。
私だけじゃなく、色んな人に同じような文面のメールを送っているのですが、私は仕事柄Aさんと関わることが多く、
本当に毎日のようにミスが多い&基本相手が間違っている、スタンスで攻撃的なAさんとのやりとりに、本当に疲れていました。
Aさんのこと嫌いだな、と思っても、「人を嫌うことはダメなこと」と、嫌いだと感じてしまう自分を責めてしまう癖があったので、
会社の同僚や家族、友人に「それはひどいね!」と言ってもらってようやくモヤモヤが少し落ち着く、という感じでした。
今考えると、自分は自分を責めてしまうから、自分以外の存在に肯定してもらわないと、苦しかったんですね。
だから、イライラが溜まったら、吐き出さないとどうしようもなくなる。
でも、愚痴ってしまった自分にまた嫌悪感を抱いてしまう。
しまいには、客観的に見ればAさんは誰にでも同じような態度をとるのに、そのことを忘れて自分に原因を求めて、
「私が細かすぎるからダメなのかな」「私がわかりにくいメールを送ってるのかも」
なんて、自分が悪い理由を探したり。
こんな悪循環が続いていました。
自分で自分に共感した
でも、ある時
「Aさんに、あなたが間違ってますよって、たくさんの人が宛先に入っているのに責められたんだよな。しかも違ったのAさんだったし」
「でも、謝ってくれなかったんだよな」
と心の中でつぶやいた時に、
「それは嫌な気持ちになるよね」
と、自然と自分の中の自分が共感してくれました。
すると、不思議なくらいスッと気持ちが楽になりました。
「そうだよな、『それに関して』は腹立つよな!」と改めて思いました。
ハッと、あんまりにもすんなり自分を肯定できたことに驚き、
そして、自分に肯定されただけで一瞬で穏やかな気持ちになれたことにもびっくりでした。
そして、なぜ今まで自分を責めていたのに、急に自分を肯定できたのか、違いを考えてみてあることに気づきました。
それは自分が「何」にフォーカスしていたかが、自分を責めてしまう時と肯定できた時で違ったんです。
「人」、「出来事」どちらに対して怒るか
今までは、私は「人」に対して怒るタイプだったのだと思います。
でも、「人」に対して怒るタイプだと、
・人を嫌うことはよくない
・私にも非があるのではないか
・私が短気なのかも
という考え方が邪魔して、起こった出来事を客観的に見ることができず、どうしても自分を肯定する前に、自分を責めてしまいがちです。
これだと、「怒ること」自体を否定したり責めてしまうから、自分の怒りや悲しいという負の感情が行き場がなく、いつかストレスが爆発してしまいます。
でも、「出来事」に対して怒ると、不思議なくらいすんなりと、自分の中の自分は共感してくれました。
例えば、「(Bさんに)今日、緊急の確認があったのに、半日以上連絡返してもらえなくて。どーでもいいチャットはすぐ返してくれるのに。いつもなんだよなぁ」
「それは嫌な気持ちになるね」「悲しいよね」と、自分の中の自分が一緒に怒ったり悲しんでくれる。「共感」してくれる。
すると、自分自身が共感、肯定してくれるから、気持ちが落ち着く。
「そうかぁ、そりゃ嫌な気持ちになるかあ。でもBさんとは仲良いし、良い人だから、何か急ぎのようとかで返信忘れちゃったのかも」
「Bさんて集中すると前しか見ないとこあるもんなぁ〜笑」
みたいな感じで、Bさんに対して怒り以外の感情が湧いてくる自分に驚きました。
自分を肯定できるようになって他に気づいたことは、
今まで仲良いけど失礼な発言をしてくる人に対して、腹を立てても「腹を立てる自分が悪い」みたいな感じで怒った自分自身を責める癖があることがあったことです。
この癖に気づけた時に、「完璧な人なんていないんだから、無神経なことを言っちゃう時もあるし、こっちももちろん完璧じゃないから、ムッとしちゃうこともあるよね」
と思うことができました。
すると、今までだったら腹を立てていたであろう発言などにも、
「ま〜た無神経なこと言ってる」
みたいな感じで、自分の中の自分とやんなっちゃうよね〜っていう感じで、受け流せるようになってきました。
周りは変わってないのに、自分の考え方が変わるだけで、こんなにも世界は変わって見えるんだと驚いています。
「誰に嫌なことをされたか」を一旦置いて怒ってみる
「誰に嫌なことをされたか」で考えてしまうと私のように自分を責めてしまう、という人は、ぜひ「誰にされたか」を抜いて、一旦心の中で腹立つことを呟いてみてください。
「〇〇さんに私のデスクにおっきい段ボール置かれちゃっててさ。」
→「それは無神経だよね!」
→「だよね!まぁ、〇〇さん良い人なんだけど、そういう鈍感なとこ、あるんだよねえ。」
「出来事」にフォーカスすると、人に対してジャッジするわけじゃないので、誰も責めることにならない。
すると、自然にその出来事に対して感じた自分の感情を肯定することが、私はできるようになりました。
自分を肯定する=自分に共感する
自分が自分に共感、肯定してくれるだけで、
すごく気持ちが穏やかになります。
誰かに愚痴らなくても問題ありません。
もう、誰かに「それはひどいね!」と共感、肯定してもらわなくて良いから。
自分が共感してくれるから。
そして、負の感情を自分で抑えるのでなく昇華できて気持ちが穏やかになると、
不思議と
「あの人そういうところあるよな~」
「でも良いところもあんだよな〜あの時とか…」なんて感じで、なぜか感謝が湧き出ることも。
終わりに
人に対してではなく、起きた出来事に対して感じた感情を、素直に心の中で呟いて見る。
あなたの中のあなたは、なんと言ってますか?
「大変だったね」
「よく頑張ったね」
という感じで共感、肯定してくれますか?
これからは、自分こそが自分の最大の理解者。
怒りや不満などの負の感情は、抑えず、
心の中で自分自身に共感してもらって、昇華しましょう。
あなたが感じた怒りは、正しいんですから!
自分自身で自分をジャッジする必要はどこにもありません。
長くなってしまいましたが、伝われば嬉しいです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました!