身体は自分の行方を知っている
最近の自分が興味があることは、
体感覚、内受容感覚、フォーカシング、身体知=つまり自分の身体は何を求めているのか、どこに向かうのか、漠然と知っているということ。
◎なぜ興味がある?
・自分は体感覚が鋭く、体感覚とズレて、なにか無理やりやろうとすると
苦しくなったり、流れが悪くなったりしてきたから。
・逆に体が求めていることをやった時、
気持ちよく流れに乗っていくような感覚がある。
・人間の身体は環境に適用しようと進化を続けてきたはずだから、
頭で考えるより身体に聞いてあげたほうが、本質的だと感じる。
・カウンセリングの基礎を創ったカール・ロジャースは来談者中心療法を
提唱していた。
自ら成長や解決策を持っており、専門家によりそれが引き出されると。
まさに自分は本当はどこに向かうのか、自分の身体が知っている、
ということ。
◎具体例
・自分のケース
マッチングアプリなんかを使っていると、条件的には良いけど
(自然好き、穏やか)
なんだか身体が動かない感じの場合がある。
つまり、コミュニケーション取ったり、
こちらから何かアクションしたくなったりする
感覚が起きないケース。
逆のパターンもある。
身体が喜んでいる場合、
勝手に身体が動いてコミュニケーションを取りたくなる。
逆の場合はコミュニケーションを取ったり、
誘ったりするのに、自分の頭で強制して動かしていくので、
エネルギー浪費が大きいし、
何よりそんなことを毎回していたら疲れてしまうし、
何より身体が喜ばない。
・人類の進化ケース
海に生息していて、陸に上がり、類人猿から人間に進化してきたと
される。
これも思考して環境に適用してきたとは思えない。
身体のニーズをその都度汲み取って、環境に適応しながら自然に
変化してきたと個人的には思う。
・クルミ堂の場合
大好きな本に”ゆっくりいそげ”という本がある。
影山知明さんというクルミ堂=カフェのオーナーが書いた本。
くるみは自分がどういう形をなしていくかイメージしていないけど、
その都度その都度一生懸命生きて、根を張り、幹、枝を伸ばしていく。
人間に置き換えると、自分がどうなっていくのかビジョンは
持っていないけど、
その時、その時を一生懸命生きたら、成すべき形を成していく。
というイメージ。
より具体的にいうと、ビジョンや目標を無理に持つのではなく、
瞬間瞬間、自分の身体が何を求めているのか、を感じ取って行動していく
振り返ったら、成すべき形を成していく。
そんなイメージでいる。
◎まとめ
身体の感覚を大切に生きていきたい。
自分の身体が今何を求めているのか感じてみる。
休みたいのか、動きたいのか、鍛えてやりたいのか、
コミュニケーションを取りたいのか。
思考で考えたビジョン、夢は簡単に忘れるし、力を持たない。
一見、きれいだけど人生を動かすパワーがない。
身体が求めていることは人生を動かすパワーを持っている。
約6年前愛知から上京していきた。
その時の原動力になったのは、言葉で表せば色々出てくるが、
大元にあるのは衝動であり、感覚。
名古屋で一人暮らしをしたい、と考えてアパートの見学に行った時、
俺は東京に行く、という感覚が湧いてきた。
それまで東京に行くなんて思いもしなかった。
憧れも特になかったが、全体的な感覚が自分を前に進めた。
自分の身体が求めていることを素直にやることが、自分の喜びであり、
自分の納得する人生を生きること。