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介護は突然やってくる

今しがた、オンライン英会話のレッスンを受けたのです。そこで、50代フィリピン人女性の先生が、いま、田舎に住んでるのは、83歳のお父さんの介護のためであるという身の上話を聞くことができました。国は変わっても親の介護はある。なんとなくフィリピンの方の家族を思う姿勢にはとても温かいものが感じられ、何か自分が失っているものを思わずにはいられません。つたない英語で、まだぜんっぜん深くは語れないのですが、世界の同じ「介護仲間」と語りあいたい今日この頃です。

さて、介護の話。

わたしよりずっと若い人と、自分の親が老いてきて心配とかそういう話になったのですが。
そうそう。わたしも20代、30代の時に、なんというか想像の域を超えない世界で、親が年取ったなー。自分がいつか面倒みるんだなんて心配したものでした。(気が付けば今や父さんはこの世にいないという不思議)
若い時って、相手が50代でも60代でも、すごいお年寄りだと思ってましたからね。はっはっは。

このような問題に「平均値」をとってもしょうがないのですが、
高齢者介護の領域の中心層は85歳くらいの方々です。
70代?若っかい!みたいな感じです。

だから8050問題ってほんとリアルだったりします。
もっとも8050問題って、50代の引きこもりのお子さんがいて80代の親御さんがギブアップしてくる問題に対する名称ではありますが、まさに逆もしかりというところです。
でもほんとうにリアルになってくるのは、当時の結婚平均年齢考えてみればお子さん60代、親御さん85歳オーバーという年齢構成になるところです。
もう子どものほうも老後問題に差し掛かっちゃっているから、いろいろ厄介ということです。

長生きをされて、徐々に老いと向き合えるプロセスがあればいいのですが、いわゆる”要介護”状態になるのは、たいてい突然です。

脳卒中、転倒・骨折、循環器、がんなどの疾患

このあたりの突然の出来事で、昨日まで元気だったという方が、あ、あれ、家にもう帰れないよということになります。

突然、ふりかかってきます。

これが怖いところなのです。

突然の天災に近い。

突然だから動揺も大きい。ご本人も家族も。緊急度もシビア。

あ、あれよあれよ、あれれれえってなります。

防災に備えるように、やはり備えておいたほうが間違いがない。
防災訓練のように、実際使わないことかもしれないけどシミレーションしておくことは有効、と思います。

そんなわけで、わたしはせっせと「親が70代になったら考えておきたいライフプランニング」というセミナーの先生をしたりして、お伝えしてきていたりするのですが。
いざという時のリストや、ちょっとした耳学問はお伝えできたらと思っている次第なのでした。

・・・・どんなことが気になりますか。リクエストお待ちしています。

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