【感想】お笑いって、面白いんだな―『THEゴールデンコンビ』に受けた衝撃

『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』を見た。

会社帰りの電車の広告でチラ見して、なんかサーヤさんいた気がする……くらいの認識だったのに、気がついたら見始めていた。

見終わりたくなくて途中で見るの止めたりもしたけど、結局2日3日で見終わってしまった。

お笑いの世界のことを知らない(小さい頃エンタの神様を見て、最近たまに芸人さんのYouTube番組を見てるだけの)、笑いを生み出すということを一切知らない私に、笑いを即興で作るって本当にすごいことだと思わせてくれた。めちゃくちゃ面白かった。本当に。

笑いに型とか類型があるって見方をこれまでしてこなかったから、そういったものがこの世界に存在していることに気づかされた時点でより引き込まれて面白くなった。更にその型を自由自在に即興で応用して見たことの無い笑いを見せてくれる…ますます面白かった。

以下、つらつらと。

ゴールデンコンビ裏話に、改めて感服

ゴールデンコンビを企画・演出された芦田さんによる裏話的記事。
番組制作の裏話が聞けるのはオタク心に刺さる。

ゴールデンコンビがどれほど「民放の総力を結集した」番組であるか、張り巡らされた知略戦略をこれでもかと知ることができた。

私はなんとなくこの番組を見始めたと思っていたけど、記事の中に「お笑いファン＋αを巻き込める番組」をつくるとあり。

確かに、「徹底した宣伝戦略」の一つに挙げられていた鉄道広告の、あのどぎつい配色は一目見ただけで印象に残った。

少なくとも一人、ここにまんまと引っかかった女がいます…！

ちなみにロゴについては以下のように語られている。

「番組ロゴ」は、まだ見ぬ視聴者に番組を印象付けるために非常に重要なパーツだ。それでいて過去や現在にある人気番組と混同されないような配色とデザイン。それを踏まえて鈴木さんと辿り着いた配色が”黄緑×ピンク”だった。

「民放の総力を結集した『THEゴールデンコンビ』」
https://note.com/taroashida/n/n61da185dfa96

「なんか千鳥がやるらしい緑とピンクの番組」一目でしっかり印象に残りました。

なんとなくで見始めたけど、すごいものを見ていたんだなぁ。この番組を作り上げてくださった全ての関係者のみなさまに感謝。ぜひseason2も…！

己の好きを語るための知識と語彙力が欲しい

面白くなって、noteに投稿されているゴールデンコンビ関連の記事をいくつか読ませていただいた。

各コンビの感想なんかも綴られていて、「そうそうそれ！！それ！！！」と見終わった後さらに楽しむことができた。なんと一方的な感想共有会…。

こうやってネタの感想が語られているのをみると、なるほど、共通の型やら文脈やらがあるからこそ｢笑いを言語化できる｣のだ！と思い。そういうのをちょっと知りたいなと思った。

今までと違うお笑いの見方が出来そうだし、お決まりの型を知った上でそれを外してくる様子に舌を巻きたい。

あと自分が面白いと思ったことを言語化したい。じゃないと自分が何に面白さを感じているのか分からなくて、同じような笑いに出会えない、見つけられない……。自分の好きを見つけたい。

平井・堂前コンビが好きでした

今回のゴールデンコンビで言うと男性ブランコ・平井さんとロングコートダディ・堂前さんのあの感じがすごく刺さってずっとずっと面白かったんですけど、あれは何と言い表せばいいのか？？？？？？語彙が無い…。

失礼ながら最近のお笑いというかテレビをみていない人間が故かお二人とも存在を認識していなかった。
前情報無しで番組を見始めたら、コンビ結成動画ですでにじわじわ来る二人だった（番組視聴後、結成インタビューロングバージョンをみたらさらに面白かった)。
1stステージ「貴方と私の　決戦の場です」で自分のツボに刺さることを認識し、2ndステージ「寝起き」で完全に落ちた（ノブさんの突っ込みでますます笑いが止まらなくなった）。
そこからはもうずっと、次はどんなネタが見れるんだろう！！！って楽しみで仕方が無かった。そしてずっと面白かった。ほんとに面白かった…。
感想書くためにもう一度見直したけど、何度見ても笑える…。最高…。

自分の好きなものを見つけ出すための語彙と、好きなものを語るための語彙が欲しい！まあ後者についてはおそらく、あったところで結局あまりのよさに語彙力がついていかないのですが。

確かに、これも刺さった理由だ

さらにnoteの感想記事を読んでいくなかで気がついた、ゴールデンコンビの刺さりポイント。「人間の成長物語」と「バディもの」要素。
これらをたっぷり提供してくださったのが、「ニューヨーク」屋敷さんのコンビだった。

そう、私バディものめっちゃ刺さるんだよな…。大好きなんだよな…。
ただ、自分からバディものを探しに行って摂取することはあんまりなくて。後から人に言われたり誰かの感想を見かけたりしてようやく気がつくの。自分では気づいてなかったけど、そういえばめっちゃバディものじゃないかと。

この文脈的な刺さりポイント、みている最中は自覚していなかったけど、すでに他の方の感想で語られている通り「ゴールデンコンビ」という番組を貫く物語としてとても楽しませていただきました。

「泣いても良いけど、その倍笑おう」ほんと最高でした。それが出てきた瞬間普通に面白くて笑ったし、それまでの文脈を踏まえるとじわじわ感動してきて…二度美味しかった。

お笑いって面白いんだな

総論感じたのは、｢お笑いって面白い！｣ということ。
それは単にコントが面白い、漫才が面白いとかそういうことではない。

もちろんネタの面白さは120点であったが、同時に｢お笑い｣の世界の面白さに気がつくことが出来た。

まさにその瞬間笑いが生み出されていく、多種多様な笑いが生み出されていく、見たことがなかったフレッシュな面白さ。今までのようにただ笑いを受け取るだけでは味わえない面白さだった。

お笑いのこともっと知って、たくさん笑いたい。今まで気が付かなかった面白さをもっと味わいたい。

しばらくはゴールデンコンビ本編、関連映像コンテツ、出場者のYouTube、感想などを漁ることになりそう。というかしている。
(今回引用したnoteも楽しく読ませていただきました！ありがとうございます。)
ネタの分析？考察？とかも見てみたいな〜〜

ゴールデンコンビをきっかけに、また新しいワクワクの世界に出会うことが出来ました。感謝。いつかお笑いライブとかも行ってみたいな。

以上！

【最後まで読んでいただきありがとうございます‪‪☺︎ スキ、コメント気軽にサクッといただけると嬉しいです。気長にゆるりと書いていきます🍀*゜　みとはるか ‬】