「愉気法」の実習-脊椎行気法-
疲労したり、体力の呼び起こしを必要とする時は、背骨へ気を通す。
その方法は背骨で幾をすること。背骨に息が通ると汗が出てくる。背骨の硬いところは通りにくいが、通ると、“可動性””が出て来る。息を通すつもりだけでも、やっていると息が通ることが判る。その方法は、ただ背骨で息すること。方法は簡単だが、精神が統一すると体の力は一せいに発動する。
正座でも椅子でも、立姿でも臥(ふす)姿でもよい。初めは瞑目してやる。出来るようになったら、眼を開いたままでもやれる。慣れれば歩行中でも、仕事をしながらでも出来ます。決断する事の遅い人、行動の鈍い人などは特に変わる。病気の経過の遅い人も、栄養物を食べても充ちない人も、これを行なうと、それ迄と異なった活気のある体になり、しばらくすると体の中に勢いが湧いてくることが判ります。
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