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健康生活の原理-活元運動のすすめ by野口晴哉

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野口晴哉の本を小見出し事に書いきました。動画もありの保管庫。
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#感応

「愉気」ということー生きものなら感応するー27

ともかくそんなことで、私は病気を治療するということを止めて、気が感応することを利用して気を伝えているということを利用して気を伝えているということを大勢の人に教えるようになりました。 菊に愉気して、毎年大きな花を咲かせ、日比谷の展覧会でいつも賞をもらうという人がいました。朝顔でも愉気すると、その花が大きく咲くます。自然に沿うのでしょう。 死んだようになった熱帯魚に愉気していたら生きてきて、以来、熱帯魚専門だという人もいます。教えた私も、熱帯魚に愉気して効くとは思わなかった。私は

愉気の本質ー魂の感応ー

私のいう愉気というのは、人間の魂の感応というものでなくて、もっと物理的な、生理的な力かも知れないのです。しかし私は物理的な、生理的な力として愉気するのではないのです。そういう力は細かくなっても放散物質です。人によっては、ラジウムのアルファ線と同じ動きがあるとか、ガンマー戦のようだとか言って、いろいろ実験して証明しようとしている人もいます。 気が合うと遠く離れたアメリカにいても効くのです。気が合わなければ隣にいても何も作用しない。それが気というものなのです。だから生理的とか物理

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全生の心構え

われわれに必要なことは、みんなが“生きている”ということに対して、はっきりした考え方を持つことなのです。五分生きてきたのは五分死んできているにであり、先に行って死ぬにではなく、今死につつあるのだという、生死に対するしっかりした気構えと、体に変動に対してどう処するかという考えを持たなければ、その生命を全うするということはできないのです。 自分の全力をあげて行動するということもできませんし、いつも用心して六分通りとか、七分通りとか、指先だけでコソコソやることしかできないに決まっ

「愉気法」の実習ー合掌行気法-

先ず合掌して指から手掌(てのひら)へ息を吸い込んで吐く。その合掌した手で呼吸する。これをそろえる。やっていると手掌がだんだん暖かくなり、熱くなり、ムズムズ蟻の這うような感じがしてきたり、涼風感があったりするが、そのまま呼吸を続けると手掌がだんだん拡がって室中いっぱいになり、「天地一指」という感じになって、自分がどこへ座っているか、脚も体もなくなって、ただフカフカした雲の中に合掌だけがあるというようになる。 もっとも、初めから誰でもそうなるとは限りませんが、やっていると、いつか

「愉気法の実習」-気の感応と体の変化-

ともかく、気というものはその使い方で、体の中の勢いを誘導出来る。特に体の壊れた人は、早く恢復しようとする動きが起こる。弱い人は丈夫になろうとする要求が動き出す。 愉気して呼びかけると、呼び出されたままに感応して動き出して来る。例えば打撲でもして時、そこに少し手を放して愉気していると、自分の手が冷たくなるような気がする。そのうちにピりピりしびれるような感じがしてくる。相手も温かい感じがしたり、ズキンズキン脈打っているような感じがしたりして、皮膚が汗ばんで来る。そしてそういう感