「愉気法の実習」-気の感応と体の変化-
ともかく、気というものはその使い方で、体の中の勢いを誘導出来る。特に体の壊れた人は、早く恢復しようとする動きが起こる。弱い人は丈夫になろうとする要求が動き出す。
愉気して呼びかけると、呼び出されたままに感応して動き出して来る。例えば打撲でもして時、そこに少し手を放して愉気していると、自分の手が冷たくなるような気がする。そのうちにピりピりしびれるような感じがしてくる。相手も温かい感じがしたり、ズキンズキン脈打っているような感じがしたりして、皮膚が汗ばんで来る。そしてそういう感じもなくなる。すると相手の打撲がの痛みも無くなってしまう。そういうような現象は "気が感応あする”と申しますが、この感応する働きがあるので、愉気ということによって、相手の気に呼びかけることが出来るのです。
後章にお話しする活元運動の誘導も、人間同士が気にかんのうするという働きを使って、誘導することが出来るのです。-77-
気 健康生活の原理、活元運動のすすめ、野口晴哉(この本の書き出しはしばらく小休止致します)またフォロー&スキ🙇♀️有難う御座います。
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