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ビッグリトルファーム 理想の暮らしのつくり方

今日は午後から、京都府地球温暖化防止推進員のzoom会議があった。

地球全体の温暖化について、京大の教諭が講義して下さった。かなり厳しい地球の現実を突きつけられた。

今温暖化防止に取り組まなければ、地球の未来は絶望的な惨状になるだろう!


その時、思い出したのが『ビッグリトルファーム』2018年アメリカ映画。ジョンチェスター監督のネイチャードキュメンタリー映画。監督自身が愛犬と共に暮らすために、料理研究家の妻とロサンゼルス郊外に200エーカー(東京ドーム17個分)を買い、環境再生型農業を始めた数年間の記録を映画化している。

池や灌漑設備を作り、土壌改善のために、牛や羊、豚、鶏、アヒルを飼い、果樹を植え野鳥を呼び込み、その糞や動物の習性を利用して、自然の生命サイクルを促す有機農法に挑戦し、色々な問題を自然の摂理を生かすことで乗り越えて行く。

乾いて荒れ果てた大地が数年かけて、緑豊かに再生される様子は、まるで手品のように鮮やかで美しかった。

自然環境と動物と人間が傲りなく素敵に存在し、お互いにその恵みを享受し、悦びに満ちていた。

破壊される地球の話を聴いた後で、緑溢れるこの映画を思い出したのは、生存本能の成せる技かも知れないと思う。

地球も生きとし生きる全てのものが、生き生きとありたい

改めてそう思う。

京都府地球温暖化防止推進員にするきっかけは、昨年より参加させて頂いてる里山保全ボランティアだ。このボランティアに参加されている方々の内数名が推進員にもなられており、私も今年から参加させて頂く運びになった。

里山保全の活動は、今は手付かずに放置された、荒れ果てた森林の古い木を切り、新しい芽吹きを促し、果樹を植えるため、二酸化酸素の吸収を促すので地球温暖化防止に役立つとのこと。

活動は他にも、道を作り、階段を作り、庭を作り…人が入れる環境を再生し、また山椒魚などの生き物の生存環境を整えたりする。きのこや果樹、畑の作物など季節の味覚も収穫もする。

活動場所の里山は、他のたくさんのボランティアグループと共有している。畑を作るグループ、エコ活動、子供たちの為の里山遊びなどなど…。先日は植樹したコウゾを刈り出し、和紙に漉くワークショップにも参加した。グループが相互に連携を取り合い、お互いの活動に参加が出来るのが嬉しい。

楽しみながらのエコ活動


月に2、3度参加する程度のボランティア活動だが、山の景色、山の空気、山の味覚…に魅せられている。楽しいボランティア活動がエコ活動に繋がり、また温暖化防止として皆様のお役にも立てるなんて、なんて素敵な活動だろうかと思う。

夕方、車窓から太陽を囲う虹を見た。”いいことありそう”な予感がした。



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みと吉 禮子 (みとよし れいこ) 絵本作家
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