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私を助けてくれるのは

ここ数日すっごいイライラしてた。そして不安だった。
多分生理周期の問題もあるんだろうけど、彼の言動が信じられなくなったり、好きなのは私だけじゃないかって嘆いたり。

自分の生活が彼中心に回る(=依存)ことだけは何としてでも避けたいと思い、久しぶりに外に出掛けることにした。卒論とかやらなきゃ行けないことのために動くのではなく、ただ好きなものを買い物をしたり、カフェに行ったり、心の赴くままに。そのおかげか、いつもより少し足取りが軽かった気がする。

血の気が多すぎるという理由で朝から献血に行った。健康的な体(血液)だねと看護師さんに褒められ、いろいろ粗品を貰い、セブンティーンアイスも5年ぶりくらいに食べた。

振られてからも(過去note参照)ちょくちょく通ってたコーヒー屋も、気づけば彼と付き合い始めてから3ヶ月も行ってなかった。ドアを開けた時、びっくりした顔で迎えられてなんか、しってやったり感があった(笑) それまで無かったメニュー、飾られた絵、プラスされた外置きのテーブルに、自分がどれだけ通ってなかったかを実感させられた。他にお客さんがいる時は中々カウンターにいても話さないけど、イケおじ客がタバコ休憩なんていって外に出てってくれたおかげで3分くらいは話すことが出来た。イケおじありがとう。

そしてその後、これもまた3ヶ月くらい行かなかった個人経営の本屋に行くことにした。優しさオーラが滲み出てる店主さんの「こんにちは〜」が心に染みる。壁に陳列された本のタイトルを読み進めていくうちに、不思議と涙が出そうだった。

あぁ、私を助けてくれるのはいつも言葉(本)だなって。

インターネットでデータはどこだ?と突っ込みたくなるような恋愛サイトで彼の心理を必死に調べてわかった気になったり、彼が自分のことをストーリーに載せてくれなくてイヤになったり。最近、スマホを握りしめて生きてたんだなって本棚の中を歩いてる時に思った。SNSに振り回されてる自分、知りもしない他人からの言葉で安心しようとしていた自分。本当に自分が見えなかったんだな〜って、少し自分のことを客観視できて良かった。心が楽になった

店主セレクトの人生に寄り添ってくれそうな本たちに、30分の滞在でとても救われた。パラパラっと読んだり、本の質感に触れたり。先人たちの言葉が、感性が、私のからだの中に吸収されていく感じ。これが私が感じる読書の醍醐味なんだって、ブレない自分を作る大切なものなんだって、改めて気づいた。

見えないものを見ようとして必死に手軽なインターネットでもがいていた自分、本当に苦しかった。恋愛で振り回されてる自分は嫌いじゃないけど、そこに自分の軸がないと、こんなにも脆いんだって気づいた。

また私、頑張ってこうね。内面も外見も自分のために磨いてこうね。

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