あの娘、ぼくが「13府県ふっこう周遊割」と「バースデイきっぷ」を使った旅に出たら、どんな顔するだろう?(13)
想い出の松山…味、温泉、あの人
18時21分 松山駅…ここからは市内電車(路面電車)に乗って、
松山市駅に向かいます。去年、初めて松山に行きましたが、そのときは
ドラマ「東京ラブストーリー」のロケ地を巡るため、郊外電車に乗った
だけで、市内電車は乗ってません。ですので、初めての市内電車ですね!
車両はモハ50形電車が来ました。
1951年から65年にかけて製造された車両で、大変歴史を感じる車内でした。
さて、ここからの松山観光では「市内電車1Dayチケット(600円)」を
使って巡ります。というのも、市内電車は区間関係なく1乗車 160円で、
4回乗れば元が取れてしまう訳なんですが、それだけでなくこのきっぷは、いよてつ高島屋 屋上にある観覧車にも1回乗れるのです。この観覧車、1回700円なので、言ってしまえば市内電車に乗らず、観覧車だけ乗っても100円お得…という訳のわからない奇跡のチケットなのです。
そのチケットを片手に、
松山市駅まで吊り掛けモーターの音を楽しみながら向かいます。
18時41分 松山市駅着。
さて、まずはいよてつ高島屋の観覧車に乗りますよ。
バリィさん、ここにも居たんですね(あと、別料金なんですね…)
観覧車に乗るのが好きな私としては、やっぱり夜に乗るのが一番だと
思うんです。松山市内の夜景が楽しめるだけでなく、反対側は松山城の
ライトアップが楽しめます。(松山城は前回、登頂して行きました。)
想い出の味…
さて、観覧車を楽しんだ後は、夜ごはん…ということで、前回
食べて感動したお店に再訪…と思いましたが、流石の土曜日…満席でした。
でも、どうしても食べたかったので、席が空いたら電話して下さるとの
ことで、それまでの時間、街ブラ散策で過ごします。
「まつちかTOWN」…日本で二番目に短い地下街なんですね。
じゃあ、一番はどこなんだろう…?
20時頃に電話を頂き、お店にもう一度向かいます。
宇和島鯛めしとお魚料理の「和食ダイニング 槇」さんです。
去年、仕事で松山を訪れた際、学生時代にお世話になった副手さんと
偶然再会し、一緒に食べた想い出のお店なんです。
あまりの美味さに感動したんですよね。
その想い出の宇和島鯛めし…一年ぶりに頂きます!!
宇和島鯛めしは、炊き込みスタイルの鯛めしではなく、新鮮な鯛の刺身を
ダシのきいた醤油タレをかけて郷土料理です。
食べ方も…①鯛の刺身として頂く ②ごはんの上に鯛の刺身をのせ、先程のたれをぶっかける ③玉子の黄身をのせ、絡めながら頂く…という、
「ひつまぶし」のような、一回で色んな味が楽しめる郷土料理です。
人生2回目の宇和島鯛めしですが、やっぱり美味いわー!!!
そして、一回で色んな味が楽しめるこのエンタテイメント性、
岡村靖幸ばりに「だいすき」です!!
想い出の人、温泉…
さて、まだまだ松山の夜は終わりませんよ!
再び松山市駅に戻り、今度は名湯「道後温泉」に向かいます。
車両は新型車両 モハ5000形です。車内は新車の香りがしましたよ。
道後温泉に向かう途中、窓から三越のライオン像が見えました。
去年、仕事が終わってから行ったな…大の村下孝蔵ファンの私なので、
「松山行きフェリー」と「夢の跡」を聴きながら、松山市駅を起点に
アーケードの商店街を通って三越前のライオン像を拝み、そのまま松山城を登って、道後温泉に行く…という、村下孝蔵ファンにとっての聖地巡礼を
決行した想い出があります…あれから色々あったな(笑)
感慨深く思っていると、21時前に道後温泉に到着です。
今回ももちろん、道後温泉本館さんにお世話になります。
410円という料金や遅くまでやっているのも魅力ですよねー。
のぼせるまで浸かりますよ(笑)
さて、松山駅前行の最終市内電車は22時発。相方が「アイスが食べたい」と言うので、駅までの商店街でアイス探しです。
探した結果、愛媛県産「坊っちゃんミルク」を使ったジェラートが
ありました。一口ちょっと頂きましたが、ソフトクリームのような甘さは
なく、大変ミルキーでありながらさっぱりとした後味…おいしかったです。
大変人馴れしたネコとちょっと戯れてから、松山駅前行の市内電車に乗ります。車両は最初に乗ったモハ50形電車でした。
鉄道ファンにはたまらないスポット
大手町駅付近には「ダイヤモンドクロス」と呼ばれる、
鉄道ファンにはたまらないスポットがあります。
ダイアモンドクロスとは、2つの線路が交差する場所のことを言います。
二つの線路が交差…しかも、片方は路面電車なので道路があり、
ということは、線路を塞ぐ踏切が存在するということです。
踏切待ちをする電車…なんとも不思議な光景に出くわすことが、
ここ松山では体験出来ます(今回は出会えませんでしたが…。)
こんな感じでクロスします。
22時14分 松山駅着。今宵の宿は松山駅周辺ではなく、JRで一駅先の
「三津浜」にあります。22時27分発の普通 伊予西条行に乗車です。
車両は7000系です。車内はボックスシートとロングシートが
点対称に配置されたJR四国独特の配置です。
22時31分 三津浜着。一駅ですから、あっという間でしたね。
さて、駅前がもう漆黒の闇に包まれていた三津浜…グーグル先生に御教授を頂きながら、スマホのライトを点けた状態で予約したホテルに向かいます。
「あれっ、旅行サイトで予約したホテルって…レジャーホテルやったっけ?」
進めば進むほど、レジャーホテルがあちこちに見えてきます。
不安になります…というのも、今回の旅は「13府県ふっこう周遊割」を
使った旅です。レジャーホテルは好きですが、ふっこう割の適用外です。
歩くこと10分ちょい…グーグル先生から「ここだよ!」と言われた場所に
立つのは、地元でよく見たレジャーホテル。英語で「元気」という名の
”あの”レジャーホテルです。
「ここ…なのか?」
いくらレジャーホテル研究家の私といえども、車でレジャーホテルに
入ったことは何度もありますが、流石に徒歩で行ったことはありません。(姫路で宿泊したホテルには、駐輪場があったのを見たことありますが…
…反射板がついたママチャリタイプの自転車2台が止まっていましたが…)
沈思黙考する中、その奥に別の建物がありました。明らかにレジャーホテルの作りですが、看板には確かに予約したホテルの名前が書かれています。
入口と出口が別で誰とも会わないでフロントに行ける構造…多分、レジャーホテルを一般向けに改装したホテルなんでしょうね。だからか、案内された部屋がどえらい広かったです。ベッドも広いし、ただ、何も無い謎の空間がありました。「ここには何があったのだろう…?」そう考えてみたところ、「多分、パチスロ台があったのでは?」という結論に至り、就寝します…(写真、あまりにも眠たくて撮り忘れましたが…)
つづく
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