あの娘、ぼくが「13府県ふっこう周遊割」と「バースデイきっぷ」を使った旅に出たら、どんな顔するだろう?(8)
どこ行けばいいのだろう?
”うどん"という名の「ガンダーラ」
なぜ、私が早起きしてまで「善通寺」へ行ったのか?
それには…深い、深い、ふっっかい理由があります!!
それは…
「朝ごはんにどうしても、美味しい讃岐うどんが食べたーい!!」
※電波少年の企画タイトルコールみたいに脳内再生してください。
…はい、そんなに深い理由じゃなかったですね。
(石を投げるのはやめてください!!)
私、生きているうちに食べておきたい「讃岐うどん」屋さんが
何軒かあります。その中の一つの店がここ善通寺に存在します。
それが「山下うどん」さん!!
「ぶっかけうどん」の元祖として全国的に有名なお店です。
※ぶっかけうどん発祥の地には諸説(倉敷説など)あります。
なんでも噂では、そこのぶっかけうどんは”暴力的なコシ”の強さ…だとか。
これは、食べに行かなければなりません!!
ただ、お店は善通寺の駅前・市街地にはなく、3.5キロほど離れた場所に
あります。※お店近辺にバスなどの交通機関は走っていません。
…でも、どうしても「ぶっかけうどん」が食べたい!!
なら、自分はどうする????
「ヤるか、ヤらないかなら、俺は”ヤる”人生を選ぶ」
人生一度きり…だからこそ、後悔なくヤれる時にヤれるだけのことは
やっておきたい…そんな映画「ロッキー」のような…「テレクラキャノン
ボール」のような座右の銘を持つ私…そりゃ、3.5キロ歩きますよね???
調べによると、休日は開店早々に長蛇の列となる情報が…
…じゃあ、開店してすぐお店に行きましょう!!
…ということで、お店の開店時間 9時半に間に合うように行くしかない
訳で…となると、5時半起床…というスケジュールになった訳です。
「天は…我々を見放した…」
グーグル先生の御教授を受け、
8時50分、我々の天竺「山下うどん」に向かいます。
歩きます。
歩きます。
歩きます。
不安になっていきます。
見渡す限り、田んぼ、田んぼ、田んぼ…
…うどん屋さんがあるようには思えません。
本当に我々が目指す天竺「山下うどん」がこの先にあるのだろうか?
実は”グーグル先生”だと思わせておいて、
本当は”キツネ”にでも化かされているのではないか?
…天は我々を見放したのか?
だとすれば今年の夏頃…いや、生まれてからずっと前途多難だったぞ?
常に否定され続けた私の人生…何でこんな奴が生まれてきたのだろう?
…私が生きる意味に何の意味があるのだろうか…?
…そんな不安と答えのない自問自答に駆られながら、11月だというのに
上着を脱ぎ、Tシャツ姿で汗をかきながら、喉の渇きという飢えを覚え歩きます。(この時、私の脳内には「ゴダイゴ/ガンダーラ」が流れています。)
「なんてことだ…ここは…」
…ありました。
9時45分、歩くこと約1時間「山下うどん」に到着です(笑)
もちろん、頂くのは「ぶっかけうどん(小)250円」
…でらうみゃーてかんわ!!!!
なんでしょうね?
お店に着くまでの疲労やら色々差し引いても、かなり美味しかったです!
コシの強さ、確かに驚きました!!
「これが本当に250円なのか?」とも驚きました!!
レモンを絞る前の味も大変美味しかったのですが、ここにレモンの
アクセントが組み合わさることで、より美味しくつるっと頂けました!!
ただ、幸せのあとには必ず不幸がやってくるものでありまして…
このあと我々は、善通寺 10時57分発の電車に乗らなければいけません!
ということで、9時55分 滞在時間10分ほどでお店を出発。
3.5キロ離れた「善通寺駅」を目指し、再び歩き出すのです…。
(まあ、計画立てたのは”私”なんですがね…。)
つづく