メタルで呼び覚まされる俺の中の悪魔

俺の中には、悪魔がいます。
誰しも心に闇を抱えていると思います。
たまに顔を見るだけでも、「この人、なんか闇を抱えてるな」とか思うこともあります。俺はスピリチュアルなんでしょうか。。

俺の中の悪魔。
それを自覚したのは遡る事、1995年、中学生の頃の話です。
初めて買ったCDと言えば小学生5年の時、とんねるずのがじゃいもとチャゲアスのSAY YESでした。まあ、至って普通のJポップを聴いていたのですが、とあるラジオから流れた曲に俺は衝撃を受けるのです。
多分、ピックアップされていたと思うのですが、ラジオで何度かその曲を聴くたび、「この曲はなんだ!」と。
そして、地元の小ささCDショップでそのCDを探すわけですが、いかんせん、洋楽だって事は分かるのですが、バンド名も曲名も分からない。。初めての洋楽で、しかも英語も分からないので、探しようがありませんでした。
店員さんに聞いたんだっけか、聞けなかったんだっけか覚えてませんが、確か探す方法として試聴機を片っ端から、聞いて探したんだと思います。
そして、ついに俺はその曲を見つけるのです。
それはこちら↓


「やっと見つけた!」
と、試聴機のイヤフォンを握りしめると同時に、そのジャケットを見て、
「なんだこのジャケ、ダサ!こわっ!」
って思った事をよく覚えてます。
俺はなんでこんな人の曲が良いなんて思ったんだろうと。しかも、英語が分からないので何を言っているかさっぱりわからない。ただ、この曲から感じる熱量みたいなものに心が躍るようや感覚があったんだと思います。

そんなこんなで、俺はハードロックやメタルっていうジャンルなんだという事を知ります。
そして、大体そのジャンルの曲は怖いです。
改めて俺はなんでそんなものが好きだったんでしょうか。。
やはり黒歴史の中学生時代がそうさせたのか、自分でもさっぱり分かりません。。
でも、ここから俺のメタル歴史がスタートします。と同時に、俺はこういう怖い曲が好きな人間なんだ、普通と違うんだって思うようになります。
そうして俺の中の悪魔が誕生しました。

はい。
そんでですね、今回、この曲、なんていう歌詞だったんだろうって検索したら和訳を見つけたので記載します。

自由なマインドと 放浪のハートで
家の中には 全く居場所があるわけも無かった
狼が月へ吠えるような夜明けが 俺の魂を呼んでいる
女性を手に入れているわけでも無く 彼らはただ俺を縛り付けるだけだ
自由こそ 俺の友達だ
自分の気の向く方向に 運命が横たわっていると感じた

一つの意志で 道路へ飛び出す
ハイウェイにかしずく
キング・オブ・ザ・ロード

空に浮かび上がるやいなや 太陽を追いかける
いつの日か 捕まえる事を 誓う
街明かりは 後ろへと消え去っていく
地図上の名称から 進むべき道を決める
寂しく感じる所には ポイントは無い
オープン・ロードに乗っている限り 俺はいつも家に居るのと変わらない

一つの意志で 道路へ飛び出す
ハイウェイにかしずく
キング・オブ・ザ・ロード

俺の未来は 風の中で叫びを呼んでいる
過去から 俺を導く
行くアテは無いが 早くそこに着くのが分かる
何マイルもの道が交差して あまりにも多くの行き先がある
どれもが 俺の名前を呼んでいる
落ち着かないのさ 俺が決して飼いならされない事を知っているはずだ

一つの意志で 道路へ飛び出す
ハイウェイにかしずく
キング・オブ・ザ・ロード

という事です。
悪魔関係ありませんでした!

俺、「メタル=悪魔崇拝」って思ってましたが、どうやらそうじゃないようです。もちろん、ちゃんと悪魔崇拝しているバンドもいるようですが、色々自分の好みを調べていると、悪魔崇拝しているバンドじゃないものばかりでしたw
しかしながら、メタルバンドの歌詞は基本怒りや攻撃的な内容が多いです。大体、愚痴か捻くれ者の話です!w

そんで何が言いたいのかというと、懐かしの音楽勘違い話をしたいんじゃなくて、少なくとも、俺の中の悪魔だと思っていた心がメタルを欲していたんだなと。

先日、ハマオカモトのラジオで、
「ジャズとヘヴィ・メタルのファンは幸福度が高い!」ということを話してました。

どうやら、心理学者によると。

ヘヴィ・メタルについては、「メタル音楽も人に影響を与え、自然に怒りをコントロールできる手段です。メタルは人の“怒りセンサー”に触れて怒りを処理することを可能にし、ネガティブな感情を管理することに役立ちます」と話した。
ちなみに先月には、80年代ポップスとヘヴィ・メタルが血圧低下とストレスの解消に最も効果的との研究結果が発表されていた。

ということだそうです。
つまり、俺は思春期の頃から、自らの探求心によってメタルを見つけ出し、ネガティブな感情をコントロールしていたようでした。
偉いな俺。

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