精神的な豊かさってなんだ。それと新しい世代の価値観【時代にしがみつくシリーズ】
先日書いた記事
を踏まえ、
「物理的な豊かさを求める時代から精神的な豊かさを求める時代」
が、企業も求めなければならないし、我々広告制作に携わる人間もそれを表現する必要があるということは分かった。
「内閣府の国民生活に関する世論調査」からも明らかである。
で、「精神的な豊かさ」ってなんだろうか。
それって人それぞれじゃん!って言っちゃうと元も子もない。。
すぐ、俺はそう思っちゃう。。
なので、先日の記事では「社会問題の解決」と書いたが、一般的な意味での「精神的な豊かさ」とはなんだということを探っていこうと思う。
とりあえず「精神的な豊かさ」というキーワードで検索して出てきたものを並べてみる。
「精神的な豊かさ」「心の豊かさ」「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」
●十分な衣食住に加え、心身の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、十分な教育、充実した余暇
●友人・家族とのふれあいを重視したり、自然と共生した暮らしや地域文化を大切にしていこうという意識
●経済的に豊かでなくとも、家族が健康で楽しく思える生活が送れること
●主観的幸福度につながる4因子:「自己実現」「つながりと感謝」「独立とマイペース」「前向きと楽観」
●目の前の人が今何を求めているのか、何をしたら喜んでもらえるのかを察して動く、というようなことが自然にできること。相手のことや、相手の幸せを考えて行動することで、心が通じ合う体験
●価値観の違う人同士が認め合い、お互いをリスペクトする
●文化芸術は、人々に楽しさや感動,精神的な安らぎや生きる喜びをもたらし,人生を豊かにする。
そんなことを調べていると
日本は、「1人当たり所得が高いにもかかわらず主観的な幸福感が低い」ということだそうだ。
子どもの精神的幸福度ワースト2位!ウェルビーイングとは?
https://teachforjapan.org/entry/column/2020/10/30/kodomonokoufukudo/
世界でもGDPの高い日本だけど、みんな幸せとは思っていないという。
そんなことで、主観的にまとめると、
「有効な人間関係」が多くの割合を占めているように思える。
それは家族であり、友人であり、同僚であり、お客さんであり、知らない人であり、、、
個人の幸せは、自己満足より自分以外の人との関係がうまくいってると幸せだなって思うってことなんだろう。
つまり
『みんな仲良し=一番ハッピー』
ということだ。ヤバい、言葉がめっちゃダサい。。
ちなみに、俺は人見知りである。
他人が怖い。
そんな俺が知らない人でも、声をかけたり、違う価値観も排除するんじゃなくて、認めた方が幸せになるのかもしれない。
そういうことがSDGsにも書いてあるわけだけど。
そんでもって、俺はみんな仲良くなるために、音楽やアートなど文化、スポーツなど趣味が大事な役割を担っているんだと思う。
エシカル(倫理的な)という言葉の意味も仲良くなるためには必要な知識だろう。
それと、人と人との繋がり・生活っていうのは言葉にすると「社会」ってことになる。
だからこそ、社会問題に目を向けるっていうことも大事になんだ。
そして、先日読んだの「広告がなくなる日」にあるように、その精神的な豊かさが、個人のみならず企業としても消費者にお届けしなければならない時代になっているということだ。
企業から様々な価値観の消費者に精神的な豊かさを届ける。。。
え、どんな豊かさなんだろうか。。仲良しこよしをお届けってこと?どういうこと?
また話が振出しに戻ってしまうだけど、世界中の大きな市場は6つの世代に分類できるということから考えてみる。
そう、ミレニアル世代、Z世代、アルファ世代が大きな割合を占めることになる。
その世代へアプローチすることが大きなトレンドになることは間違いない。
そしてZ世代の特徴が面白い。
<Z世代の特徴>
・真のデジタルネイティブである。
・小規模で閉鎖的なコミュニティでの直接的なメッセージ交換を好む。これに対し、ミレニアル世代はソーシャルメディアを使ってより広い範囲でコンテンツを共有している。
・人種や性の違いを超越した初めての世代で、同性婚が当たり前になった時代を生きている。
・個性、およびアイデンティティに対する独自の感覚を表現するツールとして商品を利用する
・教育に関しては、「大量の情報に無料でアクセスできるので、自分たちにとって世界が教室である」というもの
・起業志向が強い。スポーツ界、音楽会のスターより、革新的なビジネスの創業者に憧れる。
そう、なんかもう俺とは価値観が違う。。
『真のデジタルネイティブである。』って、なんかめっちゃカッコいい。
そんな世代が社会に進出してきている。
そして、消費者としても大きなターゲットになっているんだ。
なので、X世代の自分として出来ることといえば、まずはその価値観を受け入れること。
そのために誰かZさん、俺と友達になってください。
そして俺の仕事をZさんに任せたい!
オジさんとオバさんが頑張るより若い世代に任せるのが一番早い!
それが一番良いと思った。
まずは自社共に価値観を知ること。
それとその会社で働く人自体が精神的に豊かであること。
そこからスタートである。
ちなみに昔、我が社VEJの理念は「笑顔で働き続ける会社」と社長が言っていたことを思い出した。
「笑顔より売上だろ!」って俺は思ってたが、今思えば、あながち社長の理念は間違ってなかったようだ。
参考:
https://teachforjapan.org/entry/column/2020/10/30/kodomonokoufukudo/
https://www.jp.kearney.com/issue-papers-perspectives/article/?/a/-9-21
https://www.ctc-g.co.jp/company/sustainability/approach/dialog/worthy.html
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?