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26日
久しぶりに大寝坊した時間のランキングを変動させる記録をたたき出した。ぐっすり寝れたという気分よりもやってしまったという罪悪感がどうしても拭えなかった。しかし、それほど身体的ダメージが蓄積されていたのだろうか。こうした不健康さは、どこかのタイミングで爆発する。それが体調を悪くしたり、今日はもう何もできないという脱力感に変換されて現実に表れる。そうした意味では、寝坊という現象は幾分マシなのだろう。身体的に許されても、精神的には許されない。


27日
最近では、自宅での作業に慣れてきて、外でのパフォーマンスとの差は縮まってきている。それでも、それなりに髪を整えて、服もちゃんとしたものを着る。僕は、昔から外から入り込むタイプで外部の影響を受けやすいんだと思う。ジャージであれば、ジャージに相応しい行動様式を取り、それなりの恰好であれば、それ相応の脳みそに切り替わる。部屋の汚さに関しては、目を細めてぼかして見る。あるいは、視界に入れない。今の部屋は、整頓されていないようで、緻密なバランスを保っている。バランスを取るためにあえて今の現状があるとも言っても良い。


28日
東京に行くことが多くなっている。なんやかんやで週に1回以上は、足を運んでいる。その度に、美味い店をリサーチして、本来の目的に加えた価値を見出している。マップの検索履歴は、「ラーメン」で埋まっていた。一通り落ち着いたら、またジムに通い詰めたい。
それでも、友人らと食べるラーメンは、どんな職人であっても作り出せることは出来ない。値段のつけれないトッピングが、カロリーとともに心身を豊かにする。


29日
長年使っていたシャーペンの一部が欠けてしまった。特段高いものではなく、どこにでも売っているようなペンだが、少しショックを受けた。そもそも初めから僕の所有物ではなく、姉の使っていないものをいままで借り続けている。形として現存している「物」は、いずれ限界を迎えるときがあって、廃棄をすることによって新たな技術の獲得や社会の循環を生み出している。ただ、廃棄するのに「物」を生成する以上のエネルギーを要する。ちっぽけなただのペンだが、燃やすごみに投げ込むのは簡単だろう。このペンで得たことをこれから還元していけば、まだまだ捨てたもんではないと思う。


1日
普段よく乗る電車は、通路を正面とし進行方向に対して横に慣性がかかる。それが当たり前で、一般化されたフォーマルな姿なのだろう。乗車率の効率化からしてもそれが最適化するようになっている。
自宅に帰るため、ホームに立って電車を待っていると座席が進行方向を正面に並んでいた。課金の車両かと周りを見渡すが、特段そのような標識は見当たらなかった。その時間は、まだピーク前ということもあり、窓際の席に陣地を構えた。同じ電車なのに旅行している気分になり、億劫さは消えていた。この車両であれば、朝に憂鬱な気分にならずに済むだろうに。本物の旅行を夢に見る。


2日
コーヒー豆のチケットの期限が今日までだったので、慌てて店に駆け込む。店内には、数十種類の商品が陳列されていて、いたるところに「○○の味わい」や「フレーバー」といった横文字が並んでいた。陳列された棚の前で、うんうんと唸っていると店員さんが試飲をさせてくれた。思いがけない好待遇に僕は、冷静な判断を欠くことになる。もしかして、それが狙いなのだろうか。。
話を聞いた後、一つ手に取って店を出る。おまけも入れてくれたようでその笑顔がまぶしかった。僕はただ、値段だけを比べていただけだというのに。「あんなに悩んで安いやつかよ」と思われたくなったので、割と高いものを選んでしまった。


3日
今日もまたもや一日中試験を受けることになる。どうやってもこの瞬間は好きになることが出来ない。なんだかんだで試験時間は朝から夜まで拘束されてしまう。この時間があれば別の勉強ができるのにと始まる瞬間までふと思う。このストレスのペースでいけば、胃が満たされてもなお収まることを知らない。
しかし、今日はひな祭り。こんな日はもっと豊かであっていいはずだ。



ドタバタ日記2024年3月4日

Tune of the One weeks / 今週の一枚

・Nothing to Lose / Hollow Coves

僕の大好きなアーティストが約5年ぶりにアルバムをリリースした。タイトルの「Nothing to Lose」はアルバム全体のタイトル使われており、クールな雰囲気の中に思わず首が頷くような音楽に仕上がっている。

タフな時代の中、不安が僕たちを締め付けずに、それを受け入れ踊ってしまうメッセージが込められている。

ツアーも開催されているが、アジア圏にはいまだ浸透していないらしい。早くフィーリングを現地に行って分かち合いたいと思う。



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