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3/25-31 ドタバタ日記
25日
アルバイトのある日は、物量的にも、精神的にも作業時間が削られる。
それだけ思うとネガティブなイメージしか思いつかず、非正規雇用の立場を利用して飛び立ちたくなる。しかし、ある意味僕のやるべきこととは無関係の位置にいて、それが心地よいと思わせる。一種の担保を背負っている。
26日
毎日使っているタスクメモが3枚目に突入した。記録を付け始めたのは、割と最近な方で、もっと初めから習慣にしとけばよかったと思う。やはり、記録に残すことは、僕にとって価値のあることだ。社会から見れば、ちっぽけな記録で、仮に数千年後に化石として掘り起こされた時には、誰にも気づかれず、そのまま土の役割を果たすか、頭上にでっかいマンションなんかが建てられるのだろう。ところが、タスクメモと違い、この日記は、電子で成り立っていて、直接手には触れられない。決して風化はしないが、僕がいなくなったとしても、メモリに「ギガ」という形で漂い続ける。それならば、いっそのこと風化した方が、健康的なのではないかと思う。
27日
電車に乗ろうと改札を通ると、「ピンポーン」と音が鳴った。クイズでもしていたっけ?と思う前に、行く道が閉ざされているのに気づく。どうやら、僕のapple watchに充電がなく、反応がしなかった。流石に、時計に対して、心肺蘇生や人工呼吸をするまでもなく、復活をあきらめた。でもAEDであれば、充電がされて復活するのでは?とその発想にたどり着いた自分に驚いてしまった。
結局、定期券があるにも関わらず、泣く泣く現金で乗車した。
28日
久しぶりに仲間と会って、共に作業に励む。一人でやるときとは、また違う空気感があって、時計の針は順調に針を進めていった。全てが終わってまずは、ビールを流し込みたい。ただ、それだけの理由で今日を乗り切った。
29日
朝から外は、大嵐に見舞われていた。そんな中、外出しなくてはならない人がいて、僕もその中にいる。誰がこんな日に外に出たがるのだろう。それは小学6年生までで十分だ。それでも、電車の箱には、多くの人が押し込められて、誰が幸せになっているのだろうか。しかし、社会が停滞すれば、経済は落ち込み、あらゆる負債を将来に投げ飛ばすことになる。それぞれの役割を果たすため、それぞれの場所に向かう。バラバラだけれども、きっとどこかで繋がっているのだろう。
30日
晴れた日には、外に出よう。そう思って、昼食を手で食べられるものを買う。暑くはないけど日差しがちょうどいい。意外にもレアな気候なのかもしれない。
ビルのテラスで食べていると、向こう側から音楽が聞こえてくる。上から覗くと、機械的な音ではなく、4人ほどがセッションしていた。精神的には満足して、再び箱物の中へ戻る。建物の中に入った瞬間、光の強さのギャップで不思議な視界になる。身体と精神が自動扉を境にお互いが反対の方向へ歩み出した。
31日
もう、何戦目になるか分からないが、戦いに模試会場へ行く。道中、子どもが二人電車内で騒いでは動き回っていた。周りの目は、もちろん彼女らに向けられるも、その視線に込められた内なるメッセージは惜しくも届かなかった。ただ、子どもがエネルギッシュなのは誇るべきだと思うし、利口な子どもよりかは外部からは健康的に思える。しかし、それを律するための教育や教えてくれる人がいなかったのかと考えると、非常に残念なことだ。だからといって、たまたま同じ電車でたまたま同じ号車で、たまたま座った座席が近かっただけの人間に指導を求めるのは酷な話で、この社会にいるほとんどの人がそれに当てはまる。故に、家族や友人の存在が、どれだけ影響を及ぼすかが分かる。
どんなに英才教育を積んだとしても、この社会に加わる者であれば、いずれ律するしかない。残酷な話で、現実的な矛盾がある。
ドタバタ日記 2024年4月1日
Tune of the weeks / 今週の二枚
・ロングバケーション / RIP SLYME
・Lost in Time / 後藤正文
Gotchの名から離れ、本名でのアルバム公開となった。どこか坂本教授を感じられるが、そうではない音も確かに存在している。