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自己紹介とHSPについて。
初めまして、みっちと申します(^^)
僕はHSP(Highly Sensitive Person)という5人に1人は居ると言われている、人一倍繊細な気質を持っています。
HSPについては、最近メディアで紹介されたり、本も出版されていて、世間でも少しずつ認知度が上がってきているようです。ネットでも詳細に書かれているページが増えてきているので、ここではHSPとは何か、について簡略化して書いていこうかな、と思います。
HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、生まれつき「あらゆる刺激」に対して敏感な気質を持った人のことを指します。
病気ではなく、あくまでその人の「気質」「性質」なので、治療していく必要のある病気とはまた別の定義になります。
「あらゆる刺激」とは何か?それは五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)に対する敏感さが一番分かりやすいと思います。ただし、人によって個人差があり、例えば「嗅覚」は大丈夫だけど「視覚」と「聴覚」は敏感であるといったケースや、同じ「視覚」が敏感でも、敏感な部分が違う、など多岐に渡ります。
ですが、HSPの方々が本当に日々の中で深く悩むことが多いのは、「対人関係」での敏感さになるかと思います(;´・ω・)
五感の敏感さについて
視覚が敏感
・視界に入ったものが気になってしまって目の前のことに集中できない
・物がたくさん置かれている場所が苦手
・太陽光が苦手
聴覚が敏感
・電話の音など突然の大きな音にびっくりしてしまう
・小さな音でも気になって目の前のことに集中できない
・街中や職場で、雑談の声が気になってしまう
嗅覚が敏感
・柔軟剤や香水の匂いに敏感に反応する
・匂いで体調不良になる
・自分自身の体臭も分かる
触覚が敏感
・人に触れられるのが苦手、または過敏に反応する
・セーターや衣服のタグなど、チクチクした感触がとても不快に感じる
・強めのシャワー等、刺激に弱い
味覚が敏感
・アルコールに敏感
・味の濃いものが苦手
・刺激物(辛いもの等)が食べられない
ここに書いたのはほんの一例でして、他にも人によって様々な敏感さが存在します。そして、その敏感さにどう対処してストレスを和らげていくかがとっても大事なことになってくるのです。
例えば僕は朝の太陽光が苦手なので、夜は必ずアイマスクを付けて寝ていますし、雑談の声や生活音が気になる時は、イヤホンや耳栓を使って対処しています(^^)
対人関係の敏感さについて
自身も含めてなのですが、HSPの方々と話していて一番話題の多くを占め、根深い悩みになっているのは、「対人関係」の悩みです。生きづらさを感じてしまう最も大きな要因と言えます。
・相手の顔色や機嫌がとても気になったり、相手の感情に引っ張られてしまう
・大勢が集まる場所(飲み会等)が苦手
・人と会った後に例え楽しかったとしても、どっと疲れてしまう
・物事を深く考えるので、人から考えすぎ・変わっていると言われてしまう
・相手にとっては恐らく何てことはない一言でも深く傷ついてしまう
こうやってほんの一例を書いていても、生きづらさを感じることがばかりだな、と感じてしまいます(^^;
僕は過去こうした日々の悩みの中で、何でこんなに繊細なのだろう、何で普通に生きられないのだろう、何でここまで疲れやすいのだろうと、どんどん自分を追い込んでいきました。
そしてそれが限界点を迎えたとき、潰れてしまうことも少なくなかったのです。
繊細さが活きる時
ここまでは、繊細であるがゆえに苦しみやすいポイントについて書いていきました。
ですが、繊細であることが悪い面ばかりであるかというそうではないと感じます。むしろ繊細さを長所として捉え始めるようになった時、自分を責めたり苦しむ生き方から、少しずつ解放されていくのではないかと思っています。
・繊細は言い換えれば優しいということでもある。人の感情に影響されやすいというのは、言い換えれば人の心の機微を感じ取る力が強いということでもある
・物事に繊細だからこそ、小さな幸せも人より多く感じ取ることができる
・同じ悩みを持った方々に寄り添うことができる。カウンセラーや教育・福祉の方面で力を発揮できる場面も多い
・物事を深く考えられるので、問題点にいち早く気付き対処することができる
実際はそう簡単に長所として捉えるのは難しいかもしれません。だって長年苦しんできた要素でもあるのですから(^^;
日によって体調も変化するし、気圧の影響だって受けやすい。ネガティブな日だってきっとある。
でもそれでいいのだと思います。そんな自分も受け入れて、余裕ができた時にほんの少し前を向く。そんな緩い感じから始めてみるのもありかな、と最近思っています(^-^)
ちなみになんですが、同じHSPの気質の方に一つだけとってもお勧めしたい方法がありまして。これだけは書いておきたいと思います。
どんな方法・場所でもいいので、是非「仲間」を見つけてみて欲しいのです。twitter等のSNSでもいいですし、HSPの交流会でもいいですし、他にも自分が知らない方法があるかもしれません。
そこで自身と似た人たちと出会った時、「一人ではなかったんだ」と孤独から解放され、少し楽になれるはずです。
更にその方たちと、会話でも文章でも良いので是非やり取りをして共感し合ってみて欲しいです。その経験の積み重ねこそ、繊細さを認め、活かし、長年苦しんできた想いから少し解放されるきっかけとなっていくのではないかと思います(^^♪
終わりに
5人に1人は居ると言われるHSP。現在、HSPの認知度が上がっていく中で、これからもっともっと「自分はHSPなのでは?」と気付く方も増えていくでしょう。
そんな方々で生きづらさを共有し合い、それぞれの繊細さを認め、共に歩んでいければこんなに素敵なことは無いんじゃないかな、と思います。
画像は、ミチクサ @HOME様からお借りしました。
ありがとうございます(^^)