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自民党と公明党の連立の歴史と影響を知る! 『権力の核心』 柿崎明二(めいじ) 小学館新書


<新刊発売中です>

拙著、発売されました。


無私無欲に果敢に生きた男女10人の物語です。
志の尊さ、純粋さを味わい、自らの生き方の参考にして下さい。
アマゾンの書評欄に感想を書いてくれたらありがたいです!よろしく!

美達大和

<本文>


(11月2日記)

テーマは「自民党と公明党の連立の経緯と歴史、その効果と影響について」です。
著者はすが政権下で首相補佐官に任命され、その後、帝京大学法学部教授をやってます。
もとは共同通信社の記者です。
菅氏と知り合いということもあって補佐官となりましたが、任命前から人柄が良くないと評判が悪く、実際にその通りで、報道・政府関係者から「あんな奴は政権の足を引っ張るだけだ」と指摘され続け、早々とクビになっています。
本書の記述は、大体はまともだったので紹介します。

目次の一部をざっと紹介すると、

野中広務のなかひろむの99年体制
四半世紀に及ぶ自公ブロック
創価そうか学会幹部からの連携提案
始まりは自民結党直後
首相と会長の関係
佐藤・池田関係へ
田中・竹入たけいりライン
池田喚問という弱点
民社党との合併構想
究極の選択「創共協定」
松本清張氏の提案
肩抱き合う池田、宮本両氏
現実路線化する公明
分派の小沢一郎氏らとの連携
野党自民の学会攻撃
国会質問での追及
学会を批判する「四月会」
和解から連携へ
田中支配と派閥の変貌へんぼう
野党ブロックで政界奪還
小選挙区撤退論
民主失速と自公回帰
野党乱立と低投票率
なぜ自創は手を組めるのか
融通無碍ゆうづうむげが自民党の本質

などとなっています。

今回のレビュー、書籍何百冊分の情報を詰めたので、是非、覚えて下さい。

公明党の支持母体、上部組織は「創価そうか学会」です。ちまたでは学会と呼ばれています。
現在は信者の高齢化で減っていますが、公称「八二四万世帯!」の大組織です。
10年前までは選挙でも900万票近く集めましたが、年々減って、今回の総選挙ではとうとう596万票と、600万票を割ってしまいました。
前回の衆議院選挙での比例は711万票でした。
高齢化と、学会は左派の婦人部が強いので、保守的政策や、今回のカネ問題が出ると票は少なくなります。
それでも596万票は凄い集票力で、もちろん日本一です。

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3,432字
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