遺体が語る、解剖の真実とエピソードあれこれ。『不自然な死因』Dr.リチャード・シェパード
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連休の事情で、4月27日の午後以降のコメントへの返信は5月18日になりますので、ご了承下さい。(美)
(10月23日記)
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本書のテーマは、「法医学者による不自然な死因についての解剖所見と、それにまつわるエピソード」です。
著者はイギリスの法病理学者、日本では法医学者という呼び方が一般的ですが、解剖して死因を特定するのが仕事です。
執筆時は60代で、2万3000例もの解剖を手がけていました。
刑事事件、主に殺人事件の遺体を解剖して、直接の死因を特定するのも、この人たちです。
本書は超ベテランになった著者が、ある事件の鑑定で、それまでのキャリアを否定されるような出来事により、精神的打撃を受け、休職状態となり、その休養と治療の一環として書かれたものでした。その後、著者の正当性が認められて復帰しています。
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4,173字
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