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クマと森を守るための一冊!『ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら』 小池伸介(しんすけ) 辰巳(たつみ)出版
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(8月11日記)
本書のテーマは、「森の中のツキノワグマの生態と、自然界での役割」でした。
著者は東京農工大学院教授で、ツキノワグマの研究者でした。
大学生時代から、ひたすらツキノワグマ、以下、クマのウンコを集めて分析し、博士号まで取得しています。
顔写真が出ていますが、いかにも自然を愛する、いい人でした。
クマのウンコは匂いもなく、集めるのに適しているそうです。
集めて、食べている物を分析する他、植物の種子が多いのですが、その種があちこちに運ばれて、森の植生の一つになっていることを論文にしています。
このことを「種子散布」と言います。
目次の一部をざっと紹介すると、
ターゲットはツキノワグマ
変人だらけの探検部
クマの心で探せば面白いほど見つかる
俺はクマレンジャー
しかける場所が腕の見せどころ
クマさんにはアポなしで会いたくない
吹き矢でケモノを眠らせる
ハニートラップに弱いクマ
先生!!研究がしたいです
クマよ、お前は本当に植物の役に立っているのか?
クマはサクランボの旬を知っている
森の監視カメラ
激闘!クマ牧場
クマさんには、やっぱりハチミツ
クマを食べる
タネをまくクマ
ドングリにはリズムがある
木になるドングリはどう数えるのか
海外武者修行の旅
世界のクマたち
ロシアのクマはトラに食われる
クマ研究最前線
などとなっています。
ここから先は
2,480字
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