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(美達の蔵出しオススメ) 『自分がおじいさんになるということ』 勢古浩爾(せここうじ) 草思社文庫
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勢古さんファンの皆さん、今回、文庫本になり、一層読みやすく改行かつ加筆されています。
人生につき、読書につき、達人の眼を味わって下さい。
タメになる、参考になることの豊庫です。
最近は人間の作為、わざとらしさが、いやになるとのことでしたが、私も同じ思いです。
まずは本書、手にして下さい!
※以下、2022年1月に旧ブログに投稿した書評です。ご留意下さい。
勢古さんファンの皆さん、お待たせしました!74歳になった勢古さんの「老いのリアルな日々」を具に綴った書が出ましたよ。
2018年10月に突然の脳梗塞に襲われた勢古さんは、再発防止のため、日々、薬の服用に加えて、水を最低1.5L、塩分は日に6グラム以内、平均1万歩のウォーキングをして暮らしています。
まえがきで珍しく、自己の死につき、リアルに迫っていましたが、このような試みは年齢に関係なく必要なものです。
そうして、詳細は是非、本書を見て欲しいのですが、「ただ生きているだけで楽しいんだよ」という感覚を手に入れたのでは、と自覚しています。
この後、公園に行ってくつろぐ時間の効用について語っていましたが、この、日々の些細なことを良いものと感じる心情が、古来から諸々の哲学が求めた、人間の自然な姿だというのが私の所感でした。
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1,665字
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