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『天晴!な日本人』 第112回 榎本武揚(えのもとたけあき)(1) 「榎本武揚と幕末・明治の歴史を学ぶ」


<新刊発売のお知らせ>


12月9日発売予定です。
明治の偉人・女傑10人の伝記、生き方の手本としても使えます。
師走に胸と血を熱くする一冊です。
大人買いして、お歳暮として配るのにも最適!?なのでよろしく!

美達大和

<本文>

今回は榎本武揚です。
元・幕臣で、戊辰ぼしん戦争では箱館はこだて(のちに函館)の五稜郭ごりょうかくにこもって政府軍と戦い、その後は政府高官として生きました。
樺太カラフト問題では政府の特命全権公使として、大強国のロシア相手に堂々の交渉をして、「千島ちしま樺太交換条約」を締結、のちには駐清公使に任命され、李鴻章りこうしょうと交渉して、「天津てんしん条約」を締結しています。

武揚は理科学を深く理解し、英・露・蘭・独・仏語を操る異才の武人でもありました。
五稜郭では、北海道を一つの共和国として独立宣言をし、欧米列強の公使たちからの承認も受けています。
この人は、もっと、もっと、もっと評価されるべき人で、今回はそうした武揚の生き方とその時代背景を紹介します。
本稿はいつもより歴史的背景をつぶさに叙述するので、しっかり学んで、生涯の教養にして下さい!

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3,257字
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