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働くとは、どんなことか、そのコツ、真理を読む! 『厨房の哲学者』 脇屋友詞(わきやゆうじ) 幻冬舎


<『天晴!な日本人』、発売中です!>

拙著、『天晴!な日本人』、発売中です!
おかげさまで「じっくり、堅実に」売れているとの連絡が編集者よりありました。
皆さんのおかげです。感謝しています。
今後も、アマゾンのレビューへの投稿も待っています!よろしく!


<本文>



(1月7日記)

テーマは、「中華料理の世界で成功した料理人の半生及び仕事に対する姿勢」です。

著者はバブル崩壊後の1996(平成8)年に『トゥーランドット』麻布あざぶ店を開店、以後、次々に店舗を設け、2010(平成22)年には「現代の名工」を受賞した、業界では風雲児でした。

2023(令和5)年で料理人生50年を迎えたのを機に本書執筆となりました。
直近の書評では、3刷2万部を超えたとのことです。

表紙に著者の近影が載っていましたが、料理人、それも「道を極めようとする気難しい職人」の表情ではなく、理知的な人だと伝わるような相貌をして、度量の広い経営者然としていたのが印象的でした。
眉間に縦皺たてじわがないというのは、狷介けんかいではないことを示しています。修正していなければ、目尻の笑い皺も少ないので、あまり笑わない、気真面目な人のようです。
年齢は私より一つ上なので、普通なら、もっと笑い皺があります。
それにしても、いい表情をしています。眼差しが、この人の自信と人柄を表していました。

本書の目次の全てを紹介すると、

かずの踏切
母と中華鍋
雨垂あまだれ石を穿うが
魯山人ろさんじん末裔まつえい
砂利道のホテル
デ・ニーロとかま

となっています。

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3,402字
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