商品を選ぶかのように、人間を選ぶ、現代版「人間市場」か!? 『マッチング・アプリ症候群』 速水由紀子（はやみゆきこ） 朝日新書

（2023年7月16日記）

テーマは、「男女の出会いに使われる、マッチング・アプリ利用者のルポ」でした。
読み始めてすぐに、「なんだ、こいつら」という人物がほとんどで、自身も参加している著者も含めて、「本当にこんなもんか！？」連中のオンパレードです。
たった一人、まともそうな男がいましたが、いやはや、こんなので結婚相手を探す時世になったのか、と苦笑するばかりです。

目次の一部をざっと紹介すると、

アプリ婚活沼最強の捕食者
婚活沼という精神安定剤
究極の目標「２人で退会する」を叶かなえるポイント
知っておくべき警戒ポイント
限りなく嘘に近いフェイクプロフィールに御用心
子育てと婚活は両立するか？
マッチング依存で交際が性的、非性的に分岐する理由
アプリ婚活の奥義おうぎ
「いいね！」10以下を狙え！
「いいね！」の数は無視せよ。運命の相手に出会うシンプルな方法とは
アプリからLINEへ
お約束コースの罠わな
相手をキレさせない最低限のマナーとは？
マッチングしたら会うまでにすべきこと
自分アバター化
マッチング・アプリの誰にも言えない副作用
出会いはあるが恋愛はないゲーム脳マッチング
マッチング依存だからこその最新婚活術
究極の逃げ恥婚
20歳年上妻を求む！報むくわれないシニア女性への熱愛
婚活に絶望した独身男性が選ぶべきたった一つの道
間違いだらけの婚活が独身男性を狂わせる
マッチング・アプリが結婚難民を救う文化的理由

などとなっていました。