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子どものアレルギー症状で困っている親御さんへ ~日常生活の工夫と対策~
「また鼻が詰まってる…」「夜中に咳が止まらない…」「学校でくしゃみばっかりしてるみたい…」
お子さんの鼻炎や喘息、花粉症などのアレルギー症状に悩んでいる親御さん、多いですよね。アレルギーは風邪と違って長く続くものだから、対策をしないと生活に大きな影響が出てしまいます。特に、集中力が必要な学校生活や睡眠の質が下がると、学習や体調にまで響いてしまうことも。
私の友人の小学生の男の子の話。
花粉症が原因で授業に集中できず、テストの点も伸び悩んでいました。鼻詰まりで夜もよく眠れず、疲れが取れない毎日。そこで、舌下免疫療法をはじめとした治療を受けた結果、1年後には睡眠の質が改善し、成績もぐんと伸びたと!
え👀アレルギー治療が子どもの学力向上にもつながるの?
と私はびっくり!
うちの子もアレルギー性鼻炎やら、喘息もち。
そういえば私も成人するまで鼻炎に悩まされていた😢
今日は、日常のちょっとした工夫でアレルギー症状を和らげる方法をご紹介します。
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① 学校での困りごとと対策
❌ 授業中に集中できない
アレルギーのせいで鼻が詰まり、呼吸が苦しくなると、集中力がガクッと落ちてしまいます。さらに、くしゃみや鼻水が止まらず、周りの目が気になることも。
✅ 対策
ティッシュ&目薬を持たせる(先生に許可をもらい、机に常備すると◎)
朝にアレルギー薬を飲む(眠くなりにくいタイプを医師に相談)
鼻うがいの習慣化(寝る前・朝に行うと、鼻詰まり軽減)
マスク&花粉カットメガネを活用(花粉シーズンは特に重要)
② 体育や外遊びでの困りごとと対策
❌ 外で遊ぶと症状が悪化する
「せっかくの体育なのに、外に出ると目がかゆくなってしまう…」「鼻水が止まらなくて運動どころじゃない…」
✅ 対策
体育の前にアレルギー薬を服用(運動誘発性の喘息がある子は特に大切)
服に花粉がつきにくい素材を選ぶ(ウールよりポリエステル・ナイロンがおすすめ)
帰宅後すぐに着替え&シャワーを浴びる(花粉やホコリを家の中に持ち込まない!)
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③ 通学や帰宅後の工夫
❌ マスクやメガネが不便
花粉やホコリを防ぐためにマスクやメガネをつけると、息苦しくなったり、メガネが曇ったりすることも。
✅ 対策
**「曇り止め付きのメガネ」や「立体型マスク」**を選ぶ
帽子をかぶると髪につく花粉を減らせる
玄関で衣服をしっかり払ってから入る(室内に花粉を持ち込まない!)
④ 睡眠の質を上げるための工夫
❌ 夜中に鼻詰まりや咳で眠れない
アレルギーがあると、寝ている間に鼻が詰まって口呼吸になったり、咳が出て眠れなかったりします。
✅ 対策
加湿器&空気清浄機を活用(湿度50~60%をキープ)
寝る前に鼻うがい&蒸しタオルで鼻を温める
布団をこまめに洗う&掃除する(ダニ・花粉対策)
横向きで寝ると鼻詰まりが軽減
朝起きたときに鼻がスッキリしているかどうかが、1日の快適さを決める!
⑤ 日常生活でできるアレルギー対策
✅ 簡単にできる工夫
洗濯物を室内干しにする(花粉対策)
食事で免疫を整える(ヨーグルト・発酵食品が◎)
舌下免疫療法を検討する(スギ花粉やダニアレルギーを根本から改善)
舌下免疫療法とは?
アレルゲンを含む薬を舌の下に投与し、免疫を慣らしてアレルギー反応を軽減させる治療法。
最低3~5年の継続が必要だが、約70~80%の人が症状の改善を実感。
小児でも治療可能で、長期的にアレルギーを抑えられる可能性が高い。
副作用はほとんどなく、初回は医師の監督下で投与する必要がある。
ストレスをためない(ストレスはアレルギーを悪化させる)
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⑥ アレルギーと上手に付き合おう!
アレルギーは、すぐに治るものではありません。でも、ちょっとした工夫で症状を軽減することは可能です!
親として、「なんとかしてあげたい!」と思うことも多いですが、まずは お子さんがストレスを感じずに生活できる環境を整えてあげることが大切です。
「この時期はつらいけど、こうすれば楽になるよ!」とポジティブに乗り切れる工夫を、親子で一緒に試してみてくださいね。